「ミスティアーノ・ペナウド」と嘲笑した『BBC』にジョン・テリーら怒り「恥ずべきことだ」「サッカー解説のTikTok化」

PKを決められなかった不甲斐なさからか涙したロナウド photo/Getty Images

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このような嘲笑は面白くもない

EURO2024決勝トーナメント・ラウンド16でスロベニア代表と対戦したポルトガル代表。PK戦にまでもつれ込む激闘の末、PK3-0とポルトガルが勝利を収めている。

この試合で話題となったのが、延長前半にポルトガルがPKを得たシーンだ。クリスティアーノ・ロナウドがキッカーを務めたのだが、キックはヤン・オブラクにセーブされてしまう。延長後半開始前のインターバルでは、ロナウドが悔し涙を流すシーンが見られた。

エースの悔し涙にチームは奮起したのか、その後のPK戦でGKディオゴ・コスタが神がかり的な連続PKストップを見せるなど、ポルトガルは団結。見事にベスト8へとコマを進めたのだが、英『BBC』の放送がこの美しい戦いに水を差してしまったことが話題となっている。延長前半のロナウドのPK失敗のリプレイを流す際に「Misstiano Penaldo(ミスティアーノ・ペナウド)」などとキャプションを付けてしまったのだ。
『Daily Mail』によれば、このことがファンや評論家の怒りを買っているようだ。チェルシーなどでプレイした元イングランド代表DFジョン・テリー氏は自らのInstagramに「恥ずべきことだ」とポストし、『BBC』を非難した。

同紙によれば、さまざまな人々がこの嘲笑的な言葉遊びのキャプションに不快感を示している。あるファンは「サッカー解説のTikTok化は、私が愛するスポーツに何をもたらすのか。そんなものを見たいと思ったこともない」とSNSにポスト。また、ジャーナリストのファイサル氏は「17年間のジャーナリズムと報道の仕事の中で、これほどひどい放送は見たことがない。フランス戦でケインがミスしたとき、チリ戦でメッシがミスしたとき、こんなことを言ったか?」と非難した。

皮肉はイギリスメディアのお家芸なのかもしれないが、今回はあまりにも程度が低かったようだ。


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