強かったメキシコはどこへ…… ワールドカップ16強常連だった国の現在

肩を落とすサンティ・ヒメネス photo/Getty Images

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コパ・アメリカもGS敗退が決定

北中米の雄であるメキシコが苦しんでいる。

コパ・アメリカ2024グループステージ3節目、メキシコはエクアドルと対戦し0−0の引き分けに終わった。この結果、エクアドルと勝ち点は並んだものの、得失点差でエクアドルが上回りグループステージ突破。メキシコは3位で敗退となった。

ここ数年、メキシコは国際大会で結果を残せずファンや識者の間で批判が巻き起こっている。2022年のワールドカップ・カタール大会では1978年以来のグループステージ敗退。翌年のゴールドカップでは優勝したものの、22−23CONCACAFネーションズリーグでは準決勝で最大のライバルであるアメリカに敗北。翌年のネーションズリーグでも決勝でアメリカに敗北し準優勝。そして今回のコパ・アメリカとなかなか思うような結果を残せていない。
メキシコ版『AS』では、近年のメキシコの不振を専門家が分析。専門家によると、要因の1つとしてワールドクラスの選手の不足を指摘している。かつてラファエル・マルケスや、バビエル・エルナンデスといった名のある選手がいたメキシコ。現在でもラウール・ヒメネスやイルビング・ロサーノら優れた選手がいるが、レジェンドたちと比較すると少し見劣りするのも否めない。

他にも長期的なサッカープロジェクトの欠如、時代遅れのプレイスタイルへの依存。世代交代の失敗、さらにはメキシコサッカー連盟(FMF)の運営を批判し、発展させるための決断力を疑問視する声も挙がっている。エル・トリ(メキシコ代表の愛称)が再び国際大会で結果を出すにはメキシコサッカー全体のレベルで大きな変化が必要と指摘している。

次のワールドカップではホスト国の1つになっているメキシコ。かつての強さを取り戻すためにどう復権していくのか注目が集まる。


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