アーセナルがフランス代表DFジュール・クンデに接触か!? 冨安健洋のライバルがまたひとり加入の可能性

フランス代表としてEUROに参戦しているクンデ photo/Getty Images

右SBは多いのになぜと英メディアも疑問

アーセナルは24-25シーズンに向けて積極的な補強に動いているようだが、スペイン『SPORT』はバルセロナ所属のフランス代表DFジュール・クンデにアーセナルが接触したと報じた。移籍金は6000万ユーロほどになるという。

クンデはフランスのボルドーで頭角を現すと、2019年に加入したセビージャで主力に定着。2022年にはバルセロナ移籍を果たしている。昨季は公式戦48試合に出場した。

しかし、この話には疑問を感じざるをえない。右サイドバック、センターバックをこなすことができるクンデだが、アーセナルには同ポジションに質の高い選手を揃えており、ライバルが多い。レギュラー格のベン・ホワイト、日本代表DF冨安健洋、そして23-24シーズンの大半を開幕戦のケガで棒に振ってしまったユリエン・ティンバーも右SBとCBを兼任できる選手だ。明らかに人員過多であり、既存の選手に移籍の噂があるわけでもない。
英『football.london』もそのような疑問があることを前置きしながら、ホワイトとクンデの比較を行っている。クンデが得意とするプログレッシブパス(前進パス)は96パーセンタイルにランクされ、90分あたり6.86本のプログレッシブパスを出し、成功率では99パーセンタイルにランクされるという。ホワイトは90分あたりプログレッシブパスが5.84本、これは92パーセンタイルにランクされ、成功率は85パーセンタイルとなっている。これはミケル・アルテタのサッカーにさらなる多様性をもたらす可能性があると同メディアはみている。

とはいえ、これだけ一線級の選手を揃えながらクンデの獲得を優先するとは思えず、DFを獲得するなら同じく噂に上がる左サイドバックのリッカルド・カラフィオーリのほうが理にかなっているだろうと思える。果たしてクンデがアーセナルへ加入することがあるのか、進展があるとすればEURO2024が終了してからになるだろう。

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