ニコ・ウィリアムズへ強い関心を示すバルセロナ 資金調達のため2人の主力選手売却に動く可能性も

バルセロナが獲得を狙っている photo/Getty Images

プレミア勢も興味を示すが

バルセロナはアスレティック・ビルバオに所属するスペイン代表FWニコ・ウィリアムズ(21)へ強い関心を示しており、今夏獲得したいと考えている。

しかしビルバオは同選手を売却する意思はなく、ニコ・ウィリアムズを獲得するには設定されている5800万ユーロ(約101億円)の契約解除金を払う必要がある。バルセロナは依然として財政難に苦しんでおり、現段階では獲得に動くための資金がないと考えられている。

そんななか、スペイン『SPORT』によると、ニコ・ウィリアムズ獲得を実現させるために2人の売却に動く可能性があるという。1人目は高額な移籍金が望めるウルグアイ代表DFロナルド・アラウホのようだ。アラウホはバルセロナにとって重要な選手だが、クラブからの契約延長のオファーを保留しており、同メディアはこの交渉の進展次第ではチームを離れる可能性もあるという考えのようだ。基本的には残留の可能性が高いが、マンチェスター・ユナイテッドが興味を示しているとの報道もあり、同選手の去就は注目を集めている。
2人目はブラジル代表のハフィーニャだ。ニコ・ウィリアムズとポジションが被る同選手にはサウジアラビアやプレミアリーグのクラブが興味を示している。デコSDはハフィーニャの売却に消極的なようだが、ニコ・ウィリアムズ獲得であれば、出場機会が限られてくることが予想される。しかしハフィーニャ自身に退団の意思はなく、バルセロナでのプレイを望んでいると考えられている。

バルセロナは将来的にラミン・ヤマルとニコ・ウィリアムズの両ウイングを実現させたいと考えており、今夏の移籍が実現しなくてもしばらくは獲得に興味を示すだろう。プレミアリーグのビッグクラブもニコ・ウィリアムズの獲得を狙っているが、EUROの舞台でも評価をあげている若きウインガーの去就に注目だ。

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