まるでC・ロナウドになった気分だった? イングランドを救ったベリンガムが劇的バイシクル弾を振り返る

チームを救った劇的ゴール photo/Getty Images

ベスト8進出に貢献

苦しみながらもEUROベスト8まで駒を進めたイングランド代表。批判の多い大会を過ごしているが、なんとか勝ち上がっている。

ラウンド16のスロバキア戦では先制点を奪われ、敗戦濃厚かと思われたがこのピンチを救ったのがジュード・ベリンガムだ。決勝ゴールを決めたグループステージ初戦のセルビア戦以降、パフォーマンスが上がらなかったベリンガム。スロバキア戦も苦戦していたが、後半ATに大仕事をやってのけた。

90分+5分にロングスローをマーク・グエーイが頭で逸らすと、反応したベリンガムがオーバーヘッド。これにはGKも反応できず、敗戦間近のイングランドを救う劇的な同点ゴールとなったのだ。まさにエースという衝撃のゴールを決めたベリンガムはこのゴールを振り返った。
「あれは何よりも本能だった。少し後ろの完璧な場所に落ちた。空中にいるとき、『地上6フィートのところにいるが、まるでロナウドだ!』と思ったよ。でも、後でビデオを見返してみたら、まだ片手を地面につけていたので、それほどアクロバティックな動きではなかった。しかし、素晴らしいコンタクトだった。間違いなく、これまでのキャリアの中で最も重要で記憶に残る瞬間の一つだ」(英『Sky Sports』より)

2018年ユヴェントスとのCLで決めたクリスティアーノ・ロナウドのオーバーヘッドと姿を重ねたと語ったベリンガム。ベリンガムの劇的ゴールで勢いに乗ったイングランドは延長前半にハリー・ケインがゴールを決め、スロバキアを相手に2-1の逆転勝利を飾った。

低調なパフォーマンスを見せているイングランドだが、ベリンガムは期待に応える働きを見せた。まだまだ課題の方が多いイングランドだが、次のスイス戦でもベリンガムは輝きをみせることができるのか、注目だ。


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