鎌田大地は「ここ数シーズンの欧州サッカー界で最高の攻撃的MFの1人」 パレスMF陣のキングになり得る日本の司令塔に溢れる称賛

鎌田はプレミア1年目から活躍できるか photo/Getty Images

フランクフルトで見せてきた実力に高い評価

MF鎌田大地のクリスタル・パレス移籍も決まり、徐々にイングランド・プレミアリーグでプレイする日本人選手が増えてきた。

新シーズンはリヴァプールMF遠藤航、アーセナルDF冨安健洋、ブライトンFW三笘薫、そこに鎌田も加わることになる。すでに攻撃面では三笘が大きなインパクトを残しているが、鎌田もそれに続けるだろうか。クリスタル・パレスを指揮するのは、フランクフルトで鎌田と仕事をこなしたオリヴァー・グラスナーだ。鎌田の特長を理解してくれている人物でもあるため、かかる期待は大きい。

クラブのスティーブ・パリッシュ会長は鎌田のことを「ここ数シーズンの欧州サッカー界で最高の攻撃的MFの1人」と絶賛しており、中盤からクリスタル・パレスの攻撃陣を自由自在にコントロールする姿が期待されている。
『ESPN』も鎌田が重要戦力になれるはずと見ており、プレミアへの適応も問題なく進むはずと期待を寄せる。

「フランクフルトでの最後の2シーズンは、鎌田にとっておそらく最高の時間だったはずだ。鎌田はそれぞれ9ゴールと16ゴールをマークした。彼の得点能力は、2023-24シーズンにセントラルMFがわずか1ゴールしか決めていないパレスにとって、有益な補強となるはずだ。プレミア特有のフィジカル面はアジアの選手が適応に苦労する分野だったが、鎌田のこれまでの欧州での経験(ヨーロッパリーグ優勝を含む)を考えると、問題はないはずだ。彼は細身に見えるかもしれないが、その中には闘志あふれる性格と意欲が隠れている。それがなければ、彼がここまでの成功を収めることはなかっただろう」

「もちろんチーム間の競争は激しいため、鎌田が自動的に先発メンバーに入るとは限らない。ジェフェルソン・レルマやウィル・ヒューズといったベテラン選手に加え、イングランド代表の新星でもあるアダム・ウォートンは1月の加入からすぐにインパクトを与えた。それでも、鎌田がグラスナーの下で見せていたフランクフルト時代のパフォーマンスを取り戻すことができれば、彼を外すことは不可能となるのではないか」

2023-24シーズンは怪我に苦しんだ三笘の完全復活にも期待したいところで、新シーズンはプレミアで攻守にわたって躍動する日本人選手の姿に期待だ。

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