ドイツが警戒するのはヤマル、ニコだけじゃない ドイツとの繋がりがある34歳のスペイン代表FW

アルバニア戦に出場したホセル photo/Getty Images

自身の故郷での対戦

EURO2024は現地時間6日に開催国であるドイツとスペインが対戦する。今大会好調の両チームが早くも準々決勝で相見えることで事実上の決勝戦になるとの声もあり、注目が高まっている

そんな中ドイツ紙『Bild』は対戦相手のスペイン代表FWホセルについて紹介している。

というのもこの選手のルーツはドイツにある。ホセルは1990年にドイツ、シュツットガルトで生まれた。今回、奇しくも両チームが対戦する会場もシュツットガルト。自身が生まれた故郷で国と国をかけた戦いが行われるのだ。
さらにホセルは以前、ドイツ代表でプレイすることを夢見ていたのだ。2012年にホッフェンハイムに移籍した際にホセルは、「僕の願いは、ドイツ国籍を申請できるようになること、そして最終的にはドイツ代表でプレイすることだ」と明かし、ドイツ国内で話題になった。結果的にドイツ代表でプレイする夢は叶わなかったが、長い年月をかけ、今回スペイン代表に招集。自身代表初出場ながら初のメジャー大会に参加することとなったのだ。

ドイツ代表にとってホセルにあまり良い印象はないだろう。バイエルンに所属する選手らは特にだ。昨季のチャンピオンズリーグ準決勝にてバイエルンはレアル・マドリードと対戦。ファーストレグを2−2で迎えたセカンドレグ、後半23分にアルフォンソ・デイビスの勝ち越し弾で先制したものの、途中出場のホセルが試合終了間際の43分と46分に2得点を奪い逆転。バイエルンの決勝行きを阻んだのだ。その後、レアルは決勝でボルシア・ドルトムントに2-0で勝利し優勝。ホセルは優勝の立役者の1人となった。

今大会、スペインではバックアッパーとしての立ち位置。もしドイツ戦で出場するならおそらく途中からの出場が濃厚だろう。自身が生まれた地域で自身が夢見た国と対戦することになったホセル。どんな試合になるのか注目が集まる。


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