ロッカールームの置き手紙、16強で敗退のルーマニア代表「EURO2024で得られた経験に感謝」

一体感があったルーマニア代表 photo/Getty Images

決勝Tに進み爪痕を残したルーマニア

UEFAはX(旧ツイッター)で、決勝トーナメント1回戦でオランダ代表に0-3と敗れたルーマニアが試合後のロッカールームに残した『置手紙』を紹介した。サッカー日本代表の試合後にも引けを取らない程、完璧に清掃された控室にルーマニア語とドイツ語で残された手紙の全文は以下の通り。

「UEFA2024は私たち、ルーマニアサッカーにとって非常に重要な経験を得られた大会でした。そして、それがドイツでの開催であったことに幸せを感じています。なぜならば、ここでのすべての試合、すべての感情、すべての経験が『サッカーの魔法』を感じるために、私たちを結び付けてくれたからです」

「ルーマニアのためにすべてを捧げたという気持ちと、今大会で得られたすべての経験に深く感謝し、私たちはドイツを去ります。素晴らしい欧州サッカーファミリーの一員になれたことを光栄に思います」
「まるでホームで戦っているような雰囲気、環境を作って下さり、本当にありがとうございました。われわれを受け入れてくれたすべての会場の皆さんに感謝しています。あなた方は私たちのユーロでの美しい経験において、とても重要な存在でした。― ルーマニア代表チームより」

 ルーマニアのエドワード・ヨルダニスク監督は1994年W杯で8強入りしたチームを導いたアンゲル・ヨルダニスク監督の息子。2世監督の元、今回のEURO予選を無傷で突破し、本戦でもベルギー、ウクライナ、スロバキアとしのぎを削ったE組を首位で突破した。もうひとりの2世、『バルカンのマラドーナ』と呼ばれたゲオルゲ・ハジを父にもつ10番、ヤニス・ハジもその華麗な技を披露した。今後、さらなる発展が楽しみなチームだ。


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