モデルはレアル・マドリード ギュンドアン&クロースが説く打倒スペインに必要な勝者のメンタリティ

ギュンドアン(左)とクロース(右) photo/Getty Images

今大会最大の山場

5日(現地時間)、ドイツはEURO2024準々決勝でスペインと対戦する。守備的な戦い方で臨んでくる相手との対戦が続いたドイツだが、ボール保持に優れているだけでなくFWラミン・ヤマルやFWニコ・ウィリアムズといった才能豊かなタレントが前線にいるスペインとの対戦では守備に追われる時間帯が多くなる可能性も十分にある。

こうした中、ドイツの主将MFイルカイ・ギュンドアンは、スペインを代表するビッグクラブであるレアル・マドリードの戦い方をスペイン撃破の手本にすべきと考えている。同選手は、今季のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝でマンチェスター・シティと対戦した際のレアルのような戦いぶりを想定しているようだ。

「スペイン戦では自由を犠牲にすること、相手にボールを渡すけどパニックにはならないという戦い方が必要になる。その方法のベストな例は、レアルだよ。彼らには豊富な経験と冷静さがある。たとえ自陣のペナルティエリア付近に10人くらいの選手達が下がってきて守備をしなければならないような状況でも、レアルは自分達の瞬間を辛抱強く待つことができるし、ボールを持った瞬間にはそのチャンスをしっかりと活かしてしまう。だから、トニ・クロースやアントニオ・リュディガーといった選手達がいることを僕らは嬉しく思っている。彼らがレアルでの経験を伝えてくれるからね」(ドイツ紙『Bild』より)

一方、そのレアルで今季まで主力選手として活躍したクロースは、ドイツの中に既にレアルと似たような勝者のメンタリティが根付きつつあると感じている。

「3月のオランダ戦では0-1で負けている状況から逆転した。あの勝利が僕らに多くのことを与えてくれた。難しい状況を乗り越える力や冷静さを保つということだ。僕らは戦う準備ができている。数カ月前なら負けていたかもしれない試合にも勝てるようになっている」

果たしてドイツは強豪スペインに勝ってベスト4に駒を進めることができるのだろうか。

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