C・ロナウド、メッシ、デ・ブライネ、そして41歳のペペ 彼らは2026W杯にも参戦してくるか

ロナウドは今大会もポルトガルの1番手FWだ photo/Getty Images

気になる2年後の状況

EURO2024ではスペイン代表FWラミン・ヤマル(16)、イングランド代表MFジュード・ベリンガム(21)、ドイツ代表MFジャマール・ムシアラ(21)など新時代をリードする若手が躍動しているが、ベテラン選手の頑張りも見逃せない。

近年は30代後半に入ってもトップパフォーマンスを維持する選手が増えており、これまでの年齢の常識は通用しない。

そこで気になるのは、今大会に出場しているベテランのスター選手たちが2年後のワールドカップ北中米大会を目指すかどうかだ。
1.クリスティアーノ・ロナウド(ポルトガル代表/FW/39歳)

例えば39歳で参戦しているポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドだ。ここまではPK失敗など悔しいシーンもあり、まだ今大会無得点だ。しかし、このままポルトガルがEUROを制するようなことがあれば、ロナウドも手応えを掴むはず。悲願のワールドカップ制覇へ2年後に向けてモチベーションを高めるきっかけとなるのではないか。

一瞬のスピードなど衰えが気になるポイントもあるが、チームの象徴であることは変わらない。『ESPN』はロナウドが8割くらいの確率で2年後のワールドカップへ出てくるのではないかと読んでいる。

2.ロベルト・レヴァンドフスキ(ポーランド代表/FW/35歳)

今大会は怪我で出遅れ、チームもグループステージ敗退と悔しい結果に終わったポーランド。レヴァンドフスキにとってもかなり消化不良な大会となったはずだが、『ESPN』はまだレヴァンドフスキの闘志が消えていないと見ている。所属するバルセロナとの契約も2026年夏までとなっており、ちょうどワールドカップがあるタイミングだ。チームが欧州予選を通過できた場合、そこがレヴァンドフスキにとって代表キャリア本当のラストステージとなるか。

3.ケビン・デ・ブライネ(ベルギー代表/MF/35歳)

ベスト16でフランス代表に敗れた際、デ・ブライネはまだ代表キャリアの今後について答えを出していないとコメントしていた。2年後は35歳となっているが、ロナウドやレヴァンドフスキのことを考えればデ・ブライネもプレイ可能な年齢ではある。

しかし、黄金世代と呼ばれた選手たちの中には代表を退いた者も多い。気になるのはモチベーションの部分で、同メディアは今大会もデ・ブライネがチーム状態にフラストレーションを抱えながらプレイしているように見えたと伝えており、これが最後のメジャートーナメントになる可能性が高いと見ている。

4.ルカ・モドリッチ(クロアチア代表?MF/38歳)

近年はモドリッチを中心に好成績を残してきたクロアチアだが、今大会は終盤の失点が続いたこともあってグループステージ敗退に終わった。クロアチアにとっては悪夢のような戦いが連続してしまい、さすがにモドリッチもピークは過ぎている。

所属するレアル・マドリードでもスタメンから外れる機会が増えていて、それが今大会にも悪影響を及ぼしたとの見方もある。40歳で2年後のワールドカップを目指すことも不可能ではないはずだが、モドリッチを中心にチームを構築するのはさすがに厳しいかもしれない。

メッシはコパ・アメリカに参戦中 photo/Getty Images

まだこの世代に続きはあるか

5.ペペ(ポルトガル代表/DF/41歳)

ポルトガルではロナウドに話題が集まるが、2歳上のペペが今大会もセンターバックとしてフル稼働していることの方が衝撃ではある。ベスト16のスロベニア戦では延長戦で危険なタッチミスがあったが、それを除けばパーフェクトだ。

2年後は43歳となるが、同メディアは2026年でもまだプレイできそうな気配があると驚異の身体能力に驚いている。

6.リオネル・メッシ(アルゼンチン代表/FW/37歳)

最後はEUROに出ている選手ではないが、同メディアは番外編としてコパ・アメリカ2024に参戦中のメッシにもスポットを当てている。

まだ今大会は得点こそ決めていないが、チャンスメイクの部分ではさすがの活躍を見せている。何より2026年大会はアメリカで開催され、インテル・マイアミでプレイするメッシの参戦はアメリカのサッカーファン全員が望んでいるものだろう。

メッシにとっても目指すモチベーションにはなるはずで、ワールドカップ連覇に挑む姿が期待される。

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