スペインVSドイツは《事実上の決勝戦》 勝利の鍵を握るのはヤマルとムシアラ2人の “ワンダーキッズ”か

ここまで強さを見せつけるスペイン photo/Getty Images

好調な2チームが激突

EURO2024もベスト8が出揃い、いよいよ終盤を迎えようとしている。ビッグマッチばかりではあるが、特に注目を集めているのがスペインとドイツの一戦だ。

開幕前の評判は高くなかったものの、EUROがスタートしてから評価をどんどん上げていっているスペイン。ここまで4戦全勝。その間9ゴール1失点という素晴らしい成績を残している。

一方の開催国ドイツは優勝候補に相応しい戦いをここまで見せている。グループステージ第3戦のスイス戦こそ引き分けたものの、その他の試合は勝利。4試合で10ゴール2失点と内容も圧巻だ。

どちらのチームも守備陣が安定し、ゴールも量産している中で迎える準々決勝。事実上の決勝戦という見方も多い中、英『Daily Mail』が注目したのはラミン・ヤマルとジャマル・ムシアラの2人だ。同メディアは「EURO2024の準々決勝は、ワンダーキッズのジャマル・ムシアラ(21)とラミン・ヤマル(16)の対決で幕を開ける」と綴り、両国が誇る2人の若き逸材に注目している。

「16歳のラミン・ヤマルと21歳のジャマル・ムシアラの年齢を足しても、代表チームの最年長選手であるマヌエル・ノイアーとヘスス・ナバスの年齢(ともに38歳)を下回るが、彼らはそれぞれスペインとドイツが大会で優勝できるかどうかの鍵を握っている。金曜日の準々決勝は、ドイツでは『事実上のEURO決勝戦』と呼ばれているが、この2人はキャリアの初期における最大の試合で直接対決することになる」

ヤマルはここまでEUROで4試合すべてに出場しており、2アシストを記録。得点こそないものの、スペインの右サイドは対戦相手にとって脅威となっている。一方のムシアラも4試合すべてに出場しており、3ゴールをマーク。同選手のドリブルは手に負えないほどキレキレだ。

もちろん、他にも試合をコントロールするトニ・クロースとロドリ、スペインのもう片方の翼ニコ・ウィリアムズとドイツが誇る天才フロリアン・ヴィルツなど注目ポイントは盛りだくさんだ。

フランスやイングランドなど苦戦しているチームもある中、ここまでは絶好調な2チームによる準々決勝。事実上の決勝戦を制するのはスペインか、ドイツか。世界最高峰の戦いから目が離せない。


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