ルーニー氏が監督として再出発 会見で「第2のガリー・ネビルにはなりたくない」とジョークを飛ばす

まずは2部で実績を残せるか photo/Getty Images

本人の希望は監督業

先月25日にイングランド2部のプリマス・アーガイルの監督に就任したウェイン・ルーニー氏が、記者会見で今季の意気込みを語った。その中で、記者からこの仕事を引き受けた理由を問われ「第2のガリー・ネビルにはなりたくない」とジョークを飛ばし、話題となっている。

話題に上ったネビル氏といえば、かつてマンチェスター・ユナイテッドの不動のサイドバックとして活躍したレジェンドだ。彼は引退後、指導者の道を歩み始め、2015年12月から翌年の3月までラ・リーガのバレンシアを指揮したものの成績不振で解雇され、それ以来解説者の定位置に落ち着いている。歯に衣着せぬ発言でも話題となることが多い人物だ。

ルーニー氏も、これまで監督として目立った実績を残せず、直近では2024年1月まで指揮していたバーミンガム・シティはわずか3カ月という短期間だった。そして最近までは『BBC』の解説者として現在大会中のEURO2024を見守ってきた。まさにネビル氏の後を追うかのような経歴を歩んでおり、それでこの発言が飛び出したというわけだ。

ルーニー氏のジョークは、場を和ます彼なりのサービスなのであろう。その後は真面目に今季の意気込みをこのように語った。

「サッカーに対する情熱、愛は常に持っていました。グランドを離れていたここ数カ月の日々は私にはしっくりくるものではなく、1月から家にいることは本当に奇妙な時間でした」

「テレビの仕事もやりましたが、本当の望みは監督の仕事に戻ることでした」

プリマスは23−24シーズンのリーグ戦では、ギリギリ3部降格を逃れる21位でフィニッシュしていた。ルーニー氏は「すぐにプレミアリーグに昇格したいとは言いませんが将来的にはそうなる必要があります」と今後の目標を語った。果たしてそのようなプラン通りに監督としてのキャリアが歩めるかどうか、指揮官として再出発するルーニー氏の成功を祈りたい。

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