ラ・リーガで得点王を獲得もEUROは無念のグループステージ敗退…… ドフビクはストライカーとして更なる成長を自身に求める

ドフビク(左)にかかる期待は大きい photo/Getty Images

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飛躍を誓うストライカー

昨季のラ・リーガでサプライズチームとなったジローナにおいて一際眩い輝きを放ち、リーグ得点王となったアルテム・ドフビクの移籍初年度は、ウクライナ代表のEURO敗退と共に終わった。ドフビクは自身の『Instagram』でEURO2024で代表チームがグループステージ敗退で大会を終えたことに悔しさを滲ませつつ、「この困難な状況を乗り越えることで強くなれる」と自身の更なる成長を誓った。

「チームとしてのパフォーマンス(ウクライナ代表)を考えれば、このような大会では最初の1分から、そしてどの試合でも高い集中力が求められることが、最初の2試合で示された。初戦の3失点が致命傷となり、そのせいでEUROでの戦いを続けることができなかった」

「個人的なパフォーマンスについては、自分のプレイに絶対的に満足しているわけではない。もちろん、クラブでのシーズン終了後、私自身も、そして他のみんなも、もっと偉大な結果を期待していたと思う。でも、この困難な状況を乗り越えることで強くなれると思って生きようと考えている。もう何も結果を変えられないのだから、それを受け入れて前に進むしかない」
また、それでも昨季のラ・リーガで残したインパクトについて、ドフビクは選手として「武器を身に付けることが出来た」とビッグクラブを相手にも戦っていく自信を得たようだ。

「ラ・リーガでのデビューシーズンについてはとても感情的で激しいものだったと感じている。サッカーの統計データが好きな人、専門家(プロかどうかは別として)、そしてサッカーを理解し始めた全ての人のために、いくつかの数字を挙げてみようと思う。 11カ月間で(公式戦)54試合に出場し、3691分間プレイし、(29得点+11アシストの)40得点に絡んで、効果的なアクションを起こすことができたシーズンだったと実感している。デビューシーズンとしては上出来なんじゃないかな」

「そして今、なによりも、簡単にはいかなかったときに私を支えてくれた全ての人に感謝がしたい。難しい時間も多かったけれど、おかげで大きな武器を身に付けることが出来たよ」

ウクライナのクラブチームであるSKドニプロ-1からジローナへ移籍したドフビクは、スペインのビッグクラブを相手にも自身のプレイが通用することを証明して見せた。ドフビクが今後、噂にも挙がっているストライカーを求めるアーセナルといった欧州のビッグクラブへ移籍するのか、それともジローナで戦い続けるのか注目を集めるところだ。

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