アルゼンチン代表でメッシよりも重要な男? PKに強すぎる守護神E・マルティネスの存在

エクアドル戦でまたもPKをストップしたマルティネス photo/Getty Images

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マルティネスがいなければW杯制覇もなかったか

2022年のワールドカップ・カタール大会を制したアルゼンチン代表の中心は常にリオネル・メッシだが、最重要プレイヤーはGKのエミリアーノ・マルティネスなのかもしれない。

PK戦で異常な勝負強さを発揮する守護神は、5日に行われたコパ・アメリカ準々決勝のエクアドル戦でも圧巻の活躍を披露。PK戦までもつれたこの一戦で、マルティネスは2本も相手のキックをストップ。アルゼンチンは1番手でメッシがパネンカを外してしまっていたが、それをマルティネスが救ったことになる。

代表デビューして以降、マルティネスはPK戦を4度経験。その全てに勝利していることに加え、マルティネスは圧巻の成績を残している。
マルティネスはアルゼンチン代表として計24回のPKを経験しているが、そのうち決められたのは12本のみ。9本をセーブし、2本はポストに当たって外れ、1本は枠外に外れている。マルティネスと対戦したチームはPKの成功率が50%まで下がっていることになり、これは驚きの低さだ。

カタール大会では準々決勝のオランダ戦、決勝のフランス戦でPK戦を戦っているが、これもマルティネスがいなければ勝てなかったかもしれない。相手サポーターを挑発するような態度を取るなど、何かと議論を呼ぶ選手ではあるが、アルゼンチンにワールドカップのトロフィーをもたらしたヒーローなのは間違いない。マルティネスの存在こそアルゼンチンが決勝トーナメントを勝ち上がれている理由だ。

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