三笘薫がエデン・アザールの後継者になれる? チェルシーの救世主候補として大絶賛「ドリブルの点で三笘以上にふさわしい人物はいない」

ブライトンで存分に突破力を発揮してきた三笘 photo/Getty Images

チェルシーの左ウイングにふさわしい選手?

先週、チェルシーがブライトン所属の日本代表FW三笘薫に興味を示しているとの話題が浮上した。

チェルシーの左サイドではシャフタール・ドネツクから加入したウクライナ代表FWミハイロ・ムドリクが奮闘しているが、ここまでは完全に空回っている。実力を示せない日々が続いており、新たな左ウイングとして三笘に注目するのも悪くはないか。

その三笘を大絶賛したのは、英『Football Fancast』だ。2010年代のチェルシーでは元ベルギー代表FWエデン・アザールが活躍していたが、同メディアは三笘をアザールの後継者候補と見ているのだ。

「数字だけを考えると、プレミアリーグで10ゴール10アシストしか決めていない三笘をアザールの後任候補とは意外に思えるかもしれない。アザールはプレミアリーグで245試合に出場し、85ゴールと54アシストを記録したのだから」

「しかしアザールについて考えるとき、真っ先に思い浮かぶのは彼の破壊的なドリブル能力だ。プレミアリーグの歴史上、アザールほどドリブルに優れていた選手はほとんどいない。そのドリブルの点において、三笘以上にアザールの代わりを務めるのにふさわしい人物はいないだろう。アザールと同じく三笘にはテクニックがあり、素早い方向転換、スペースに飛び出す能力がある。また、2人は縦にも中にも突破できるタイプのドリブラーだ。中に切り込んでボックスに向かったり、タッチラインまでボールを運んでクロスを狙うことの両方を得意とする。三笘はアザールほどゴールに関与ししているわけではないが、それでもアザールの直接的な代役になるポテンシャルはある。彼らはスタイル的に非常に似ており、ボールを縦へ運ぶことに長けている。相手との1対1を制する素晴らしいボールコントロール、電光石火の加速力があるのだ」

「チェルシーが過去数シーズンで証明したように、アザールのような選手の代わりを見つけるのは決して簡単なことではない。三笘のゴール関与数はアザールの数字には遠く及ばないが、新監督のエンツォ・マレスカの下で三笘がどれだけ爆発するかは誰にも分からない。この契約により、チェルシーはついにアザールの代わりを獲得し、プレミアのトップに返り咲くきっかけとなるかもしれない」

アザールとの比較はかなりハードルが高いようにも思えるが、三笘の突破力が現プレミアリーグでもトップレベルにあるのは間違いない。それをチェルシーの選手たちが活かせるのであれば、ブライトンでプレイしている今よりも数字を伸ばせる可能性はある。現状ムドリクが結果を出せていないことを考えれば、三笘の方が左ウイングの最適解となるかもしれない。

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