スペイン戦でのフランスのキーマンはグリーズマン 今大会ではここまで0ゴール0アシストと不振

本調子ではないと指摘されているグリーズマン photo/Getty Images

大一番で復活なるか

9日(現地時間)、フランスはEURO2024準決勝でスペインと対戦する。準々決勝でPK戦の末にポルトガルを下したフランスは、2大会ぶりの決勝進出をかけてスペイン戦に臨む。

ベスト4まで駒を進めてきたフランスだが、今大会では接戦となる試合展開が多く、優勝候補という前評判に見合うパフォーマンスを披露しているとは言い難い。

なかでも懸念されているのは、長年フランスの攻撃陣で中心的存在を務めていたFWアントワーヌ・グリーズマンのコンディションだろう。今季はアトレティコ・マドリードで公式戦48試合に出場して24ゴール8アシストを記録して健在ぶりを示した33歳のグリースマンだが、今大会はここまでゴールもアシストもなく、ポルトガル戦でも66分に途中交代でピッチを退いていた。

グリーズマンが本調子でないことは、フランスのチームメイト達も感じているようだ。MFアドリアン・ラビオは、8日に行われた定例記者会見の場でグリーズマンについて以下のように語った。

「僕らは彼の実力を知っている。この前のワールドカップでの彼はトップフォームだったけど、今の状態について僕からはうまく説明できない。もしかしたらフィジカル的に良い状態ではないのかもしれない。僕らは彼にもっとたくさんのことを期待している。なぜなら彼はもっとできるはずだからだ。もしも彼やキリアン(ムバッペ)の状態が良ければ物事はもっと簡単に進むはずなんだけど、今は残念ながらそうじゃない」(ドイツ紙『Bild』より)

また、主将のムバッペもグリーズマンが本来の調子ではないため、他の選手のサポートが必要であると語っている。

「彼はいつも試合では全て出しきっていたし、今のフランスサッカー界でベストプレイヤーの一人だ。もしもそういう人が不振に陥っていたら、僕らが支えなければならない」

果たしてスペインとの大一番でグリーズマンは本来の輝きを取り戻せるのだろうか。

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