W杯では19戦10ゴール、しかしEUROでは17戦0ゴール…… レーヴ体制からドイツの得点源だったT・ミュラーの不思議

今大会は出番が限られていたミュラー photo/Getty Images

W杯では得点を量産してきたが

EURO2024準々決勝でスペイン代表に敗れ、ベスト8で姿を消すことになったドイツ代表。試合後には34歳を迎えているFWトーマス・ミュラーが代表引退を示唆する言葉を残していた。

もしここでミュラーが代表を退くならば、ミュラーはEURO本大会で1ゴールも奪えないまま代表キャリアを終えることになる。

ドイツ代表で通算45ゴールを決めてきた男としては意外かもしれないが、ミュラーはEURO本大会に17試合出場して1ゴールも決めていないのだ。今大会は控えの立場であったため仕方がないところもあるが、20代の頃よりEUROでは通算1225分間プレイしている。それで無得点というのは少々意外だ。

しかもミュラーの場合、ワールドカップでは19試合で10ゴールと抜群の成績を残している。ドイツ代表ではヨアヒム・レーヴ体制の頃より絶対の得点源で、優勝した2014年のワールドカップでも5ゴール3アシストと見事な成績を残している。

これだけの点取り屋がEUROを無得点で終えるとは少々珍しく、ドイツもミュラーたちの世代ではEUROの頂点には届かなかった。

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