日韓W杯3位のチームを超えられる? トルコの才能・ギュレルは本物だ「レアルが何の考えもなく選手を獲得することはない」

EUROで才能を証明したギュレル photo/Getty Images

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今後はレアルでの活躍にも期待がかかる

惜しくも準々決勝で敗れたが、トルコ代表はEURO2024で見事な戦いを披露した。

その中でも特大のインパクトを残したのは、レアル・マドリードに所属する19歳のMFアルダ・ギュレルだ。

今大会は強烈なミドルシュートからのゴールを含む1ゴール2アシストを記録しており、すっかりトルコ攻撃陣の主役だ。スペイン『as』はギュレルの才能を絶賛しており、トルコサッカー界の未来は明るいと大きな期待をかける。
ひとまず次の目標は2026ワールドカップ出場だ。同メディアは「トルコはレアル・マドリードでプレイするギュレルという才能の出現に興奮しており、彼が24年の時を超えてワールドカップ優勝に導くことを夢見ている」と伝えている。

2026年の24年前といえば、2002日韓ワールドカップがあった年だ。トルコは開催国の日本代表も撃破し、3位に入る大健闘を見せている。ギュレルの世代に当時のチームを超えてほしいとの期待がかかっているのだ。

また少々先の話にはなるが、EURO2032はイタリアとトルコでの共同開催となっている。この時ギュレル、さらにユヴェントスに所属するFWケナン・ユルディズは共に27歳を迎えていて、キャリアでもピークに近い状態であることが期待される。トルコサッカー界にとって2032年も1つの目指すべき目標となるのではないか。

クロアチア代表などで指揮官を務めてきたスラベン・ビリッチは「レアル・マドリードが何の考えもなく選手を獲得することはない。ギュレルはまだ成長する必要があるが、間違いなく優れた才能の持ち主だ」と絶賛している。

まだレアルでは主力になっていないが、EUROでのパフォーマンスを見れば期待は膨らむ。それこそ以前レアルで活躍した元ドイツ代表MFメスト・エジルのようなレフティーのチャンスメイカーに育ってほしいと期待しているサポーターは多いはずだ。

果たしてギュレルはトルコをどこまで高みに導くのか。その左足の精度はすでにワールドクラスと言っていいものがあり、天才肌のプレイヤーだ。

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