W杯では2大会で12ゴールを決めるもEUROでは1ゴール フランスのエース、ムバッペは消化不良のままEUROから姿を消すことに……

ベスト4でスペインに敗戦 photo/Getty Images

続きを見る

怪我の影響もあったか

準決勝でスペイン代表と対戦したフランス代表は、開始早々の9分にコロ・ムアニが先制ゴールを決めるも、その後逆転を許し、1-2で敗戦。ベスト4で姿を消すこととなった。

開幕前はEUROの優勝候補の1つとして大きな注目を集めていたフランスだったが、今大会ではW杯で見せていたようなパフォーマンスを見ることができなかった。グループステージは1勝2分、ラウンド16はベルギー代表に1-0、ラウンド8はポルトガル代表にPK戦の末に勝利を収めていた。

強豪との試合が多かったフランスだったが、6試合で4ゴールと攻撃陣はかなり寂しい結果に終わった。グリーズマンやジルー、デンベレなど期待に応えられなかった攻撃陣の選手は他にもいるが、英『BBC』はエースのムバッペに注目し、W杯とEUROでの同選手のゴール数について言及している。
初戦のオーストリア戦で鼻を骨折してしまったムバッペは今大会5試合に出場したが、1ゴール2アシストという結果に留まった。骨折の影響も大きかっただろうし、フランスの中では数字を残している選手ではあるが、いつものムバッペなら決めていたシュートを外すこともあり、悔しい結果となった。

ムバッペは優勝した2018年ロシアW杯では4ゴールをマークし、惜しくも準優勝となった2022年カタールW杯では8ゴールをあげ、フランスを引っ張ってきた。W杯では2大会で12ゴールという圧巻の数字を残しているが、EUROでは苦戦気味だ。前回大会のEURO2020ではゴールを奪うことができず、PK戦で敗戦したラウンド16スイス戦ではPKを失敗していた。今大会はゴールを決めたものの、PKでの得点であり、W杯の時に比べると数字を残すことができなかった。

守備陣は安定していたものの。今大会は攻撃陣に迫力がなかったフランス。もちろん不調だったのはムバッペだけではないが、悔しい結果に終わってしまった。今大会は消化不良となってしまったかもしれないが、24-25シーズンからはレアル・マドリードでプレイするムバッペのさらなる成長に期待だ。


記事一覧(新着順)

電子マガジン「ザ・ワールド」No.296 欧州戦線を変える新監督3人

雑誌の詳細を見る

注目キーワード

CATEGORY:各国代表

注目タグ一覧

人気記事ランキング

LIFESTYLE

INFORMATION

記事アーカイブ