バルセロナとニコ・ウィリアムズの代理人が接触 世界屈指の逸材をめぐる争奪戦は早々に決着か

去就が注目されているウィリアムズ photo/Getty Images

スペインの至宝

EURO2024で決勝進出を果たしたスペインの主力選手であるFWニコ・ウィリアムズの去就について、欧州の各メディアが連日報道合戦を繰り広げている。

昨季はアスレティック・ビルバオで公式戦37試合に出場して8ゴール19アシストを記録し、同クラブにとって40年ぶりとなるコパ・デル・レイ優勝にも大きく貢献したウィリアムズは、今大会でも左ウィングの位置で5試合に先発。抜群のスピードを活かしたドリブル突破でスペインの攻撃の主軸を担う21歳は、リヴァプールやチェルシー、バイエルン・ミュンヘンといった欧州のビッグクラブが獲得に興味を示す今夏の注目銘柄と言える存在になっている。

中でもウィリアムズの獲得に意欲的なのがバルセロナだ。同クラブのジョアン・ラポルタ会長は地元カタルーニャメディア『Catalunya Ràdio』とのインタビューの中でウィリアムズについて以下のように語っている。

「もちろん私は彼のことが好きだ。とても好きだ。しかし、契約に関することについては担当者に任せなければならない。デコ(スポーツディレクター)がその担当であり、ハンジ・フリック監督と話し合いが行われるだろう」

また、スペイン紙『Sport』は、バルセロナの関係者が先週ウィリアムズの代理人を務めるフェリックス・タインタ氏と接触し、移籍について合意に達したと報じている。契約内容の詳細は明かされていないが、あとはバルセロナとビルバオとのクラブ間交渉を残すだけとなっているようだ。

ウィリアムズは2027年6月末までビルバオとの契約を残しているが、その契約には6000万ユーロ(約105億円)以上のオファーがあれば契約を解除できるという項目が盛り込まれているという。そのため、この金額以上の移籍金を近年財政難に苦しむバルセロナが用意できるかが焦点となりそうだ。

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