フランス相手に “16歳”が大仕事 ヤマルの一撃にスペイン代表指揮官も脱帽 「天才的な一面を見た」

スーパーゴールを決めたヤマル photo/Getty Images

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同点ゴールを決めた

準決勝でフランス代表に2-1の逆転勝利を収め、決勝進出を決めたスペイン代表。開幕前こそ優勝候補と考える者は多くなかったが、EUROが始まって以降、その評価を一変させた。

準決勝のフランス戦は先制ゴールを許す形になったが、前半のうちに逆転。最終的にフランスの方がシュート数は多くなったが、しっかりと勝ち切った。そんなこの試合で大きな注目を集めているのが同点ゴールを決めた16歳のラミン・ヤマルだ。

1点ビハインドの中迎えた21分、バイタルエリア付近でボールを受けると左足を勢いよく振り抜いた。ボールは美しい弧を描き、ゴールに吸い込まれていった。コース、スピード共に完璧なシュートであり、さすがのマイク・メニャンでも止めることができなかった。
EURO最年少ゴールを決めたヤマルについて、スペイン代表のルイス・デ・ラ・フエンテ監督は英『Daily Mail』にて「我々全員が気を配らなければならないサッカー選手の天才的な一面を見た」と絶賛。さらに続けて「彼にはピッチ上で見せる謙虚さと学び続ける姿勢、そして成熟した姿勢を、仕事でも発揮してほしい。彼はすでに経験豊富な選手のように見えるし、今後何年も我々全員が彼のプレイを楽しめることを願っている」と同選手への期待を言葉にした。

ヤマルはまだ16歳という若さでありながら、決勝まで駒を進めたスペインの大きな武器となっており、ここまでEUROでは6試合に出場し1ゴール3アシストと素晴らしい数字を残している。

ここまで6戦全勝できているスペイン代表は2012年以来のヨーロッパ王者まで1試合を残すのみとなったが、決勝の舞台でもヤマルは存在感を発揮できるのか、注目だ。


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