ライスの新相棒はメイヌーで決まり? K・フィリップス不在を嘆いたサウスゲイトに現れた救世主 「ライスと共にイングランドの中盤の未来を担う存在となる」

ライスとメイヌーが新コンビか photo/Getty Images

スタメンに定着

23-24シーズン、マンチェスター・ユナイテッドで頭角を現したコビー・メイヌー(19)はイングランド代表でもその地位を確立させつつある。

チーム状況がよくなかったユナイテッドの光となった19歳はイングランド代表の中盤問題をも解決した。EUROでデクラン・ライスの相棒に誰を置くのか議論を呼んでいたが、ガレス・サウスゲイト監督はトレント・アレクサンダー・アーノルドをチョイスした。最初の2試合はA・アーノルドを中盤に置くチャレンジを試みたサウスゲイトだったが、うまくいかず、グループステージ第3戦ではコナー・ギャラガーがスタメンに抜擢された。

しかし、ギャラガーでも中盤の問題は解決されず、この試合前半のうちに交代。そして抜擢されたのがメイヌーだ。厳しい状況でもボールを受けることができるメイヌーを中盤に置くことでイングランドのパス回しも改善され、攻撃面でも厚みが出た。さらにライスもプレイしやすそうに感じる。そこから3試合はライスの相棒としてスタメン起用されているメイヌーだが、英『Daily Mail』もここまでの同選手のパフォーマンスを称賛している。

「決して動揺しないメイヌーは、サウスゲイトの統治を体現するような精神を醸し出している。勇気、勇敢さ、そして何よりも重要なのは、才能の塊であるということだ。マンチェスター・ユナイテッドの若手選手は、サウスゲイトが監督を務めるか否かに関わらず、ライスと共にイングランドの中盤の未来を担う存在となるはずだ」

グループステージ第2戦終了時にはこれまでライスの相棒を務めてきたカルヴィン・フィリップスの不在をサウスゲイトは嘆いたが、答えとなる選手はすぐ近くにいた。ピッチに立つたびにまだ19歳ということを忘れさせるほどのプレイを見せるメイヌーの存在は、再び決勝までコマを進めたイングランドにとって欠かせないものであっただろう。

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