ワトキンスの劇的逆転ゴールは回避出来るものだった? キエッリーニが語るオランダが犯した「些細なミス」

劇的決勝ゴールを決めた photo/Getty Images

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名DFが試合の分かれ目を解説

EURO2024の準決勝でイングランドとオランダが激突しイングランドが勝利を収めた。決勝進出をかけたこの一戦は試合開始7分にオランダのシャビ・シモンズが先制ゴールを挙げたが、その11分後の18分にイングランドがPKを獲得し、1-1と拮抗した試合展開となった。そして後半もアディショナルタイムに差し掛かり、延長戦突入かと思われたところで、エースのハリー・ケインに代わって出場したオリー・ワトキンスの劇的な逆転ゴールによってイングランドが決勝進出を決めた。

この試合を見届けていた元イタリア代表DFのジョルジョ・キエッリーニは『Sky Sport Italia』のインタビューを受け、「些細なミスが違いを生む」と逆転弾について言及し、ワトキンスのマークについていたオランダのステファン・デ・フライがボールを奪おうと足を伸ばしたところでシュートを打たれ、股の下を通されたことが致命的なシーンに繋がったと解説した。

「ワトキンスの動きは正しかったが、コーナーフラッグ側に向かっていたため、 危険な存在ではなかった。 (あの状況で)ディフェンダーがやってはいけない唯一のことは、無理にボールを奪おうとすることだ。ファーポストに向かってスペースをカバーすれば、GKは簡単にセーブできる。また、ボールが足の間に入れば、インターセプトをする必要はない」
前回大会の王者となったイタリア代表を牽引したキエッリーニは「ステファンは素晴らしいディフェンダーで、今大会でも素晴らしいプレイを見せてくれた」としながらも、「勝敗とトロフィーを掲げるか掲げないかの分かれ目は、しばしばこのような些細なことに左右される」と語っている。

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