ファン・ダイクがリヴァプールを離れ新たなキャリアを歩む可能性 「この夏にじっくり考えるつもり」と自身の将来について語る

今夏のファン・ダイクの去就はどうなるのか photo/Getty Images

主将が下す今夏の決断

フィルジル・ファン・ダイクはオランダ代表としてEURO2024に参加し、準決勝でイングランドに敗れたことを受け、今夏リヴァプールとオランダ代表の両方で将来を考える時が来たことを明かした。『Daily Mail』が伝えている。

リヴァプールとの契約を1シーズン残している33歳のファン・ダイクは5月にユルゲン・クロップの後任監督としてアルネ・スロットが就任したこともあり、新たな契約を巡る話し合いはまだ行わていないことを『De Telegraaf』で語っていた。

「新しいトレーナーやスタッフ、その他諸々でクラブはすっかり忙しくなっていたからね。 それなら、選手と仕事を始めても意味がない。 話し合いはいつでもできるし、それがどうなるかはこれからだ」

イングランド戦後、インタビューに応じたファン・ダイクは現在の心境と自身の今後を次のように語っている。

「今はまだ何も考えていない。 クラブでも、そして代表選手として、自分が何を望んでいるのか、この夏にじっくり考えるつもりだ。 でも、まずはここから(イングランド戦の敗戦から)立ち直るんだ」

「いろいろなことが起こったこのようなシーズンが終わると、様々なことがもう終わったことだと感じるから、最後は感情的になるんだ」

リヴァプールを黄金期に導き9年に渡ってクラブを率いたユルゲン・クロップ監督の退任発表から、プレミアリーグでは3位という結果に終わったことに加えてEUROでの敗退と、クラブと代表で共にキャプテンを務めたファン・ダイクにとってショックな出来事が続いたシーズンを終えた。リヴァプールの黄金期を支えたクラブの象徴的存在はどのような選択をするのか。ファン・ダイクは今夏、自身のキャリアにおける大きな決断を下すかもしれない。

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