データ上はスペイン有利? 国際大会決勝で決定的要因となりつつある準決勝の1日差

データ上は有利なスペイン代表 photo/Getty Images

先に戦い終えた方が有利?

14日(現地時間)、EURO2024の決勝戦がスペインとイングランドとの間で行われる。準々決勝でドイツ、準決勝でフランスを破って決勝進出を果たしたスペインは歴代最多4度目の優勝、一方のイングランドは前回大会に続いての決勝進出で初優勝をめざす。

今大会では抜群の強さを見せているスペインに対して、イングランドも大会序盤では優勝候補の筆頭という前評判に見合ったパフォーマンスではなかったものの、準々決勝以降は次第に調子を上げてきてファイナルまでたどり着いた。

そうした対照的な足取りで決勝進出を果たした両チームの対戦がどのような結果になるのか非常に楽しみなのだが、ドイツ紙『Bild』は過去のデータからスペイン有利との予想をしている。

同紙によると、2012年にスイスとオーストリアで行われたEURO2012以降、ワールドカップとユーロの決勝では先に準決勝を終えたチームが全勝している。今大会ではスペインが9日にフランスとの準決勝を戦ったのに対して、イングランドはその翌日の10日に試合をしているため、スペインがイングランドよりも1日多く休んで決勝に臨む。

1日の差がもたらす違いをイングランドのガレス・サウスゲイト監督も痛感している。

「我々は今大会のベストチームと対戦することになるが、決勝までの準備の時間は我々の方が1日少ない。私はこのことを心配している。我々は選手達の回復のためにベストを尽くすつもりだが、それは簡単なことではない」(ドイツ紙『Bild』より)

果たしてデータ通りスペインが優勝を飾るのか、それとも劣勢を挽回してイングランドが初の欧州制覇を達成するのだろうか。

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