まだベリンガムよりもジェラードの方が上? オーウェンが絶賛する盟友「ジェラードはジダンのような選手と肩を並べる」

イングランド代表で早くも主役なベリンガム photo/Getty Images

ベリンガムには今の活躍を続ける継続性が求められる

レアル・マドリードではラ・リーガ&チャンピオンズリーグ制覇に貢献し、EURO2024でも決定的な働きを見せてきたイングランド代表MFジュード・ベリンガム。

21歳にしてイングランド代表の主役であり、EURO2024では決勝トーナメント1回戦のスロバキア戦で後半終了間際にチームを救うバイシクルシュートまで決めてみせた。14日に行われる決勝でスペイン代表を撃破できれば、ベリンガムは今大会の主役と呼べる存在となる。

これからの課題があるとすれば、継続性だろうか。実力は申し分ないだけに、これを今後も続けていけるかどうかが重要だ。英『Daily Star』によると、元イングランド代表FWマイケル・オーウェンはまだスティーブン・ジェラードの方がベリンガムよりも上の存在だと主張する。

それはベリンガムの実力を疑っているからではなく、ジェラードが長期にわたって活躍したからだ。

「人々はジェラードが素晴らしい選手だったことを忘れている。私に近い世代で、これまででジェラードより優れたイングランド人選手がいただろうか?イングランド代表ではタイトルを何も獲得できなかったから、ジェラードがいったい何を勝ち取ったのかと聞かれるかもしれない。それでも、ジェラードは異常な選手だった。ジェラードは15年間高いレベルでやり遂げた。彼は最も素晴らしい選手だったよ。ジェラードはジダンのような選手と肩を並べるほど素晴らしい選手だった」 

「そのジェラードを3、4年の活躍で超える?私は納得しないね。ベリンガムはいつかジェラードを超えるかもしれない。それはあり得ることだし、ベリンガムにはジェラードのような選手と同じくらいスーパーな存在になれる兆しがある。しかし、彼はまだほんの数年しか活躍していないからね」

今のイングランドは何かと昔の黄金世代と比較される。ジェラード、オーウェン、フランク・ランパード、デイビッド・ベッカムらの世代もかなり豪華だったが、今の若きイングランドにはそれを超えるだけのポテンシャルがある。14日にスペインを撃破してEUROのタイトルを獲得できれば、その評価は大きく変わるだろう。

そこでベリンガムは決定的な働きを見せられるのか。長期的に活躍できれば、ベリンガムはジェラードやランパードらを超えるイングランド史上最高のMFと呼ばれるようになるかもしれない。

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