「負のスパイラルに陥っていた私の人生を変えたのはパリ」 PSGに今も感謝するアンヘル・ディ・マリア

メッシと共にW杯優勝に貢献 photo/Getty Images

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スターを変えた人生の転換点

36歳のアルゼンチン代表で2022年のワールドカップ優勝者であるアンヘル・ディ・マリアが、『France Football』とのインタビューで自身のキャリアについて口を開いた。その中で、人生の大きな転換点となったのが、2015年にマンチェスター・ユナイテッドからパリ・サンジェルマンに移籍した時だということを強調している。

レアル・マドリードがチャンピオンズリーグで歴史的な優勝を果たした後、オールド・トラフォードで1シーズンを過ごしたディ・マリアは、マンチェスター・ユナイテッドでの時間を困難なものだったと表現した。

自宅での強盗未遂事件や、ルイ・ファン・ハール監督の下で、リーグ戦で3ゴール10アシストを挙げるも27試合の出場にとどまったこともあり、不本意なシーズンを過ごし、最終的には自分に自信を失ったことなど「マンチェスターではピッチ内外で多くの出来事が起きた複雑な1年だった」と語った。
キャリアのどん底を過ごしていた中でPSGに移籍したことで、ディ・マリアは心機一転し、新たな人生を見つけることが出来たという。「負のスパイラルに陥っていた僕の人生を変えたのはパリだった。マドリードで感じたことを再び感じ始めたんだ」と、2015年から2022年までの7年間、フランスで過ごした日々を振り返った。

「ファンは初日から私に愛情を注いでくれた。 フランス語が話せないとフランス人は愛してくれないとよく言われるけど、そんな風に感じたことは一度もないよ!」

「本当に初日から居心地が良くて、パリで幸福を感じていた。私にはフランスで生まれた娘がいたから、パリとはいつも特別な絆で結ばれている。私にとっても家族にとっても、忘れられない7年間を過ごしたのだから」

ディ・マリアはクラブでの活躍だけでなく、アルゼンチン代表での活動でも、2021年のコパ・アメリカ、2022年のワールドカップで優勝チームの主力として活躍し、現在開催中のコパ・アメリカ2024でも決勝進出を決めている。

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