ナポリではワールドクラスDFかに思えたが…… バイエルンで壁にぶつかった韓国代表DFの“アグレッシブすぎる守備”が問題に

バイエルン1年目はほろ苦い結果となったキム・ミンジェ photo/Getty Images

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ボールを奪いたいとの意識が強すぎる面も

2022-23シーズンにナポリのスクデットに大きく貢献し、評価を伸ばした韓国代表DFキム・ミンジェ。

その活躍から昨夏にはバイエルンへ移籍したのだが、ドイツ1年目は少々厳しいシーズンとなってしまった。

当初はダヨ・ウパメカノとセンターバックコンビを組んでいたが、指揮官がトーマス・トゥヘルに代わってからはスタメンから外れる機会が増加。トゥヘルの下ではマタイス・デ・リフト、エリック・ダイアーが評価を上げることになり、キム・ミンジェにとっては難しい昨季後半戦となってしまった。
独『Sport Bild』は苦戦の理由としてトゥヘルとのコミュニケーション不足、さらには1月に開催されたアジアカップに参戦したことによる疲労を挙げているが、伊『Gazztta dello Sport』はもう1つ気になるポイントとして『アグレッシブすぎる守備』の部分を指摘している。

キム・ミンジェは対人戦に強いセンターバックではあるが、それゆえ前方へ飛び出す機会が多すぎるところがある。そこでインターセプトできれば理想的だが、失敗した場合は入れ替わられてしまう。

昨季はチャンピオンズリーグ準決勝のレアル・マドリード戦でもPKを献上しており、批判を浴びた。これもボールを奪いたいとのアグレッシブな姿勢が招いたものだ。

より周囲との連携を意識し、臨機応変な守備対応が求められるのだろう。新シーズンからはヴァンサン・コンパニを指揮官に迎えるが、『ブンデスリーガ公式』はセンターバックでキム・ミンジェと新戦力の日本代表DF伊藤洋輝がコンビを組む可能性があると予想スタメンを紹介している。

バイエルンのセンターバックをアジアの2人が形成するとなれば凄いことだが、キム・ミンジェは評価を取り戻せるのか。

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