EURO2024でスペインに次いで面白いチーム? スイスを完成させたムラト・ヤキン体制で膨らむ2026W杯への期待

スイス代表を指揮するムラト・ヤキン photo/Getty Images

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ベスト16ではイタリアを粉砕するなど組織力はかなり高い

EURO2024では決勝まで進んだスペイン代表のサッカーが世界を魅了しているが、それに負けず劣らずの面白いサッカーを展開していたのがスイス代表だ。

惜しくも準々決勝でイングランド代表にPK戦の末敗れたが、グループステージでは開催国ドイツをあと一歩のところまで追い詰め、ベスト16ではイタリア代表を2-0で粉砕するなど、その戦い方は印象的だった。

特にイタリアを撃破したゲームは、スイスにとってパーフェクトな90分だったと言える。前回王者に何もさせず、組織力の差を見せつけた。
そのチームを作り上げた指揮官ムラト・ヤキンだが、このままスイス代表との契約を延長して2026ワールドカップまで戦う見込みだという。今大会の出来を考えれば当然だろう。

DFマヌエル・アカンジやリカルド・ロドリゲス、MFグラニト・ジャカらお馴染みの選手に加え、ボローニャMFミシェル・アエビシェール(27)、FWダン・エンドイェ(23)、今年代表デビューしたルドゴレツFWクワドゥオ・ドゥアー(27)といった馬力ある選手たちも印象的で、2年後のワールドカップへ期待は膨らむ。

強豪国をも呑み込む力があることは今大会で証明されており、ヤキンがあと2年でどこまでチームを進化させてくるか注目される。

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