ムバッペがサッカークラブ買収に興味を示す? レアル・マドリード移籍後の新たな「大きな買い物」となる可能性

レアル・マドリードに移籍したムバッペ photo/Getty Images

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ファミリー企業によるクラブ買収

キリアン・ムバッペはパリ・サンジェルマンとの契約満了に伴い、レアル・マドリード移籍を発表し、サッカー史上最も長く続いたであろう移籍騒動に終止符を打った。1400万ユーロから2000万ユーロと言われる年俸を受け取ることになるムバッペは、マドリードの郊外に購入したと言われる豪邸や高級車の購入などが度々話題となるが、新たにさらに「大きな買い物」をするかもしれないと話題を呼んでいる。

『RMC』によると、ムバッペの母親であり実業家として知られているファイザ・ラマリ氏が経営するファミリー企業の『KM7』はフランスサッカーの2部リーグにあたるリーグ・ドゥに所属するSMカーンの買収を検討しているという。ノルマンディーに本拠地を構えるSMカーンはクラブの共同オーナーであるピエール・アントワーヌ・カプトン氏が、クラブの新しいオーナーを探していることを明らかにしている。

2019年にトップリーグのリーグ・アンから降格して以来、リーグ・ドゥに所属しているSMカーンだが、ムバッペはクラブと個人的な縁があるようだ。かつて、パリ近郊の小さなクラブであるボンディでプレイしていた当時11歳のムバッペだったが、その才能をいち早く見出し、彼との契約を求めた最初のプロクラブがSMカーンだったという。SMカーンのユースリクルート部門は3年かけてムバッペとその両親を説得するために大規模な作戦を展開していたとされているが、結果としてムバッペは2013年にモナコに加入することを決めたため、獲得作戦は失敗に終わっている。それから10年の時間をかけて今度はムバッペがSMカーンを買収する側となった。
SMカーンはムバッペの獲得こそ失敗に終わっているが、これまでエンゴロ・カンテや、トマ・レマル、ラファエル・ゲレイロといった強豪国の代表クラスの選手を育て上げてきた実績があり、選手の目利きと育成に定評のあるクラブとされている。『KM7』によるクラブの買収実現後も、ムバッペのような新たな国を背負うトップクラスの選手の発掘に期待したいところだ。

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