イングランドが勝てないのはいつも監督のせい? キャラガー氏も監督が悪いと指摘「いつもマネージャーのせいだ。おかしいと思わないか!?」

またも決勝で敗れてしまったサウスゲイト監督 photo/Getty Images

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キラ星のごとき選手たちを擁しているのに

EURO2024決勝でスペイン代表に2-1と敗れ、またもタイトル獲得を逃したイングランド代表。58年ぶりの国際主要大会でのタイトルが期待されたが、前回大会に続いてまたしても決勝まで進みながらタイトルを逃してしまう結果となった。

元イングランド代表DFで、リヴァプールなどで活躍したジェイミー・キャラガー氏は、監督の戦い方に納得がいっていないようだ。同紙はXに次のように投稿し、イングランドはいつも監督のせいで勝てないと不満をあらわにした。

「スヴェンは[4-4-2]でプレイし、ファビオは厳しすぎた。そしてガレスは守備的すぎた! いつもマネージャーのせいだなんておかしなことだと思わないか!? 事実、このトーナメントには我が国の主力選手が出場していなかった。何年も前の他のトーナメントにも出場していなかった」
2001年から2006年までイングランド代表を率いたスヴェン・ゴラン・エリクソン氏は同国初の外国人監督として日韓、ドイツと2度のワールドカップを戦ったが、フランク・ランパード、スティーブン・ジェラード、ウェイン・ルーニーら名選手を擁しながら、国際大会でベスト8の壁を破ることができなかった。2007年末から跡を継いだファビオ・カペッロ氏も、同じく黄金世代と呼ばれたメンバーを率いながらW杯南アフリカ大会でベスト16止まりとなり、やはり結果を残すことができなかった。

そして今回のイングランドも、世代を代表する才能をズラリと揃えながら、優勝に届かなかった。キャラガー氏はガレス・サウスゲイト監督の采配を守備的すぎると批判したが、エリクソンの時代もカペッロの時代も、ロイ・ホジソンの時代もイングランドのサッカーにはこれといった特長が感じられず、才能ある選手たちを十分に活かしていると思えない点が共通している。

「我が国の選手がいなかった」と発言したのも、普段プレミアリーグなどで発揮している輝きが、代表戦になるとまるで見られないことを揶揄してのことだ。イングランドはやはり指揮官選びに失敗しているのか、サウスゲイトも退任濃厚と思われる今、改めてこの点が議論となりそうだ。


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