2014W杯は全試合ベンチで優勝を経験 未出場ながらも特別な夏を過ごしたSB「あそこにいることが出来たのは最高だった」

当時のドイツ代表メンバーだったドゥルム photo/Getty Images

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その後もドイツ代表には定着できなかった

2014年のワールドカップ・ブラジル大会を制したドイツ代表。当時の黄金メンバーとも言えるチームの活躍を、ベンチから見守っていた選手がいる。

現在32歳を迎えているDFエリック・ドゥルムだ。

10年前は22歳と若手だったドゥルムは、当時のワールドカップで1分も出番がなかった。それも仕方がなく、ドゥルムが本職とするサイドバックにはフィリップ・ラームがおり、センターバックを本職とするベネディクト・ヘヴェデスを左サイドバックへ回すプランも当たっていた。若いドゥルムが出番を確保するのは困難だっただろう。
『Transfermarkt』によると、ドゥルムはベンチから眺めていた当時の経験は非常に大きいものだったと振り返る。

「あの頃の僕はとても若かったからね。あそこにいることが出来たのは最高だった。あらゆることを体験させてもらったよ」

残念だったのは、その後の代表でポジションを確保できなかったことだ。EURO2016へ向けた予選には出場したが、その後のドゥルムは怪我にも苦しんだ。

2018-19シーズンはハダースフィールド・タウン、その後はフランクフルトでもプレイしたが、ドイツ代表ではトータルで7試合しかプレイできていない。

ドゥルムが当時のワールドカップ優勝メンバーであると知っている人は多くないかもしれないが、怪我も続いたドゥルムは今年1月にカイザースラウテルンを退団し、現役を退いている。

ワールドカップ優勝メンバーとしてその後の代表で主力となれなかったのは残念だが、ドゥルムの中では10年前の優勝は特別な記憶となっているようだ。

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