ギラシ加入でフュルクルクはクラブでも「ジョーカー」扱いに? EUROでも得点力示したストライカーは移籍すべきか

EURO2024で2得点を挙げたフュルクルク photo/Getty Images

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強力なライバルがやってくる

シュツットガルトFWセール・ギラシのドルトムント移籍が間近に迫っているようだ。今月に入ってメディカルチェックを行ったものの、解明が必要な負傷が発見されたとのことで一時ストップしていた同選手の移籍。しかし、追加のメディカルチェックでは問題がなかったと独『SKY』は報じており、まもなく移籍は完了すると見られている。

昨季リーグ2位となる28得点を挙げ、今夏のステップアップが確実視されていたギラシ。ドルトムントにとっては頼もしいストライカーの加入となるが、この件でややワリを食うことになるのがFWニクラス・フュルクルクだ。

フュルクルクは22-23シーズンにブレーメンで16得点を挙げリーグ得点王に輝き、翌シーズンにドルトムント移籍を勝ち取った。リーグでは12得点を挙げ、チャンピオンズリーグでもパリ・サンジェルマンとの準決勝で重要なゴールを挙げるなど活躍したが、同じストライカーであるギラシの加入は強力なライバルの出現を意味する。
独『Bild』も、ドルトムントにとって彼はただのジョーカーになってしまうのかと危惧している。EURO2024のドイツ代表においても、フュルクルクは途中出場から2得点を挙げチームの勝利に貢献していたが、先発はアーセナル所属のカイ・ハフェルツのものだった。ドルトムントでも同じ境遇に置かれる可能性が高くなるということだ。

常に得点力を示し続けているだけに不憫にも思えるが、これがプロの世界というものなのかもしれない。フュルクルクにはセリエAのACミランなどが興味を示していると報じられている。起用法についてはヌリ・シャヒン新監督の判断次第となるが、今夏に彼は移籍すべきなのだろうか。

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