ギラシとフュルクルクは共闘できるか “ブンデス最強2トップ”となる可能性も

ドルトムント加入が決定したギラシ photo/Getty Images

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シャヒン新監督の采配次第だ

ボルシア・ドルトムントはシュツットガルトからFWセール・ギラシの獲得を発表した。2028年6月までの長期契約となっている。

ギラシは公式コメントで「世界中の子供たちがこのクラブを、黒と黄色のジャージを、黄色い壁を知っている。すべてに興奮している。僕はタイトルを獲得するためにここへ来た」などと新クラブでプレイする抱負を語った。

昨季ブンデスリーガ2位となる28得点を挙げたギラシ。一方で、ドルトムントにはニクラス・フュルクルクという大型ストライカーがいる。こちらも昨季リーグ12得点と二桁に乗せており、CL準決勝のパリ・サンジェルマン戦のゴールなど重要なゴールも挙げた。しかし、同じストライカーポジションでプレイするギラシの到着によって出場機会が減少するのではとみられており、独『Bild』もドイツ代表での扱いのようにジョーカーに甘んじるのではないかと指摘した。
セリエAのACミランへの移籍も噂されるフュルクルク。しかしミランはスペイン代表FWアルバロ・モラタの獲得が目前に迫っており、ミランへ行ったとてあまり状況は変わらないかもしれない。

であれば、ギラシとフュルクルクを2トップで起用するという手はないのだろうか。ギラシはまさにフィニッシャーといったタイプだが、フュルクルクは昨季8アシストを記録しているように、決してエゴイスティックなだけのストライカーではない。状況に応じて周囲も使えるタイプで、ギラシとの補完関係が構築できれば強い。

加えて、ゴール数が示すように両者ともにブンデスリーガ屈指の火力を誇る。ドルトムントが2トップをやるイメージはないが、新シーズンからはヌリ・シャヒン監督が指揮を執ることになっており、マルコ・ロイスの退団など状況も変わっている。これまでの戦い方に必要以上に固執することもないだろう。

ハマれば恐ろしい2トップが完成することになるが、シャヒン監督は両者をどのように活かしていくだろうか、注目したい。


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