カラフィオーリのアーセナル移籍に黄色信号が点滅か ボローニャのCEOが「進展がない」と暴露

CBとSBをこなすカラフィオーリ photo/Getty Images

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移籍交渉が停滞

セリエAのボローニャに所属するリッカルド・カラフィオーリの移籍に関して新しいニュースが舞い込んだ。

カラフィオーリといえば、昨シーズンのセリエAやEURO2024での活躍を経て、今夏中に強豪クラブのアーセナルやユヴェントスへ移籍すると見られていた。とりわけアーセナルへの移籍の可能性が高まっていることが各国のサッカーメディアで取り沙汰されていた。

ところがここにきて状況が変わってきているようだ。『Football Italia』によると、ボローニャのクラウディオ・フェヌッチCEOが彼の移籍に対して「何も進展がない」「彼らからは何も連絡がない」と発言したのだ。
この移籍交渉が停滞している背景には、両クラブの思惑が大きく影響している。ボローニャは当初から5000万ユーロとボーナスの支払いを提示しているが、アーセナルは4500万ユーロでの獲得を譲らない。一見、両クラブの評価に大きな隔たりはなく、それほど難しい交渉ではないように思える。

しかし実は、ボローニャはカラフィオーリをスイスのFCバーゼルから獲得した際に、同選手の将来の売却額の50%を支払う契約を結んでいたのである。そのためボローニャとしてはこれ以上、移籍金額を下げるわけにいかないのだ。さらにボローニャは、来季チャンピオンズリーグに出場するため強力な財政支援が受けられる。そのことから売却を焦る必要がないのだ。

ただ移籍市場は8月30日まで開かれており、時間には余裕がある。今後のアーセナルの出方が気になるところだが、その動向を見守りたい。

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