ほぼ年俸半減でもルカクは承諾 ナポリへの移籍が唯一の選択肢か

圧倒的なフィジカルを誇るルカク photo/Getty Images

ナポリへの移籍が実現なるか

チェルシーに所属するFWロメル・ルカクの去就に新たな動きがあった。

『Football Italia』によると、ナポリは現在、チェルシーとの間でこのベルギー代表のFWの移籍金について交渉を行っている最中だという。

またナポリは、ルカク本人とは既に3年契約で口頭合意に至っているそうだ。年俸は600万ユーロで、成績に応じたボーナスが支給される予定とのこと。ただこの額は、ルカクがチェルシーで受け取っていた年俸1100万ユーロの半額近い。これには大幅な減額を飲んででもルカクがナポリへ移籍したいと考えていることを窺わせる。

ところが問題はナポリが強気に出ている点だ。チェルシーの要求は、当初4400万ユーロだったが譲歩して3500万ユーロに引き下げたのに対し、パルテノペイは2500万ユーロの提示を変える姿勢が今のところ見られない。この背景にはナポリのエース、ビクター・オシムヘンの移籍話が絡んでおり、彼が放出されれば動き出す可能性が高いという。

なお、ルカクに対してサウジアラビアからのオファーが届いているが、本人は全て拒否しているとのこと。まだまだヨーロッパの世界最高峰のリーグで活躍したいという気持ちの表れであろう。そういう意味では現時点で唯一オファーを出しているナポリしか選択肢がないのかもしれない。

来季はどのクラブのユニフォームに袖を通すことになるかはまだわからないが、その意欲のままにピッチ上で躍動する姿が見たいところだ。

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