チェルシーは今夏も“出番の少ない”マンCの若手有望株を狙う? 昨夏獲得のパルマーは大当たり

マンCではまだ出番が少ないボブ photo/Getty Images

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期待の若手だが

チェルシーはマンチェスター・シティのオスカー・ボブ(21)の獲得を検討しているようだ。英『Football 365』が報じている。

シティのアカデミー育ちのボブは昨シーズン公式戦26試合に出場し2ゴール2アシストを記録。アカデミー出身のネクストスターとしてクラブからの期待も高く、今年の冬には2029年までの契約延長を結んだ。しかしスター選手の多いシティで定位置を掴むまでには至っておらず、昨夏の出場時間は819分に留まっている。

そんななか、チェルシーはボブに興味を持っているようだ。チェルシーは昨夏シティのアカデミー育ちでスター候補だったコール・パルマーを獲得し、パルマーは大ブレイク。ボブもパルマー同様に出場時間を保証することで移籍に興味を持たせることができるのではないか、とチェルシーは考えている模様。さらにシティでスカウト等をやっていた経験もあり、現在チェルシーでリクルート担当となったジョー・シールズ氏がボブを高く評価しているという。
またチェルシーの番記者を務めるサイモン・フィリップス氏もこのことに触れている。同氏によると、クラブは昨夏のパルマーと同じ状況にあるボブを潜在的なターゲットにしているようであり、ボブがプレシーズンで思ったよりプレイできず、シティでチャンスを得られそうにない場合、獲得できるかもしれないと考えているという。

左右のウイングだけではなく、様々な攻撃的ポジションで起用されてきたボブだが、今のシティの攻撃陣は特に豪華であり、さらに今夏ブラジル代表FWサヴィーニョを獲得している。新シーズンもこれまで同様にボブは限られた起用になる可能性も十分に考えられる。

フィル・フォーデンはトップチームで定位置を確保できたが、フォーデンでさえすぐにレギュラーになったわけではない。スター選手ばかりのシティで下部組織出身の若手が出場時間を勝ち取るのは簡単ではなく、トップチームではポジションを勝ち取れず移籍を果たしたアカデミー生も多い。

指揮官のペップ・グアルディオラやクラブはボブをシティの将来を担う1人として高く評価しており、今夏に移籍する可能性は低いかもしれない。しかし、同じ下部組織出身のパルマーが移籍後、チェルシーで大きく飛躍したこともあり、ボブが出場機会を求めて移籍を決断してもおかしくないだろう。

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