インテルは「欧州ベスト3に入る中盤」を手にした チャルハノール、バレッラ、そこにジエリンスキまで加わる超強力布陣に

ナポリでプレイしてきたジエリンスキ photo/Getty Images

中盤のローテーションはかなり豪華なものに

今夏インテルの中盤には新たな戦力が加わった。ナポリを離れ、フリーでインテルに加入するMFピオトル・ジエリンスキだ。

セリエAでの実績は抜群であり、常にナポリMF陣の中心的存在だった。そのジエリンスキをフリーで引き抜けたのは大きい。

伊『Gazzetta dello Sport』にて、インテルで長く活躍したエヴァリスト・ベッカロッシ氏は、指揮官シモーネ・インザーギが中盤のローテーションに悩むだろうと語っている。現在のインテルにはハカン・チャルハノール、ヘンリク・ムヒタリアン、ニコロ・バレッラ、ダヴィデ・フラッテシ、クリスティアン・アスラニ、そしてジエリンスキがいる。

昨季スクデットを達成したチームではチャルハノール、バレッラ、ムヒタリアンの3枚が主力で、これは新シーズンの始まりも変わらないだろう。

しかしベッカロッシ氏は「ジエリンスキが3-5-2への適応に苦しむことはないと思う。彼は優れた選手だ。特長的にはムヒタリアンの代役となるが、彼がムヒタリアンを抑えて1番手になる可能性も否定できない」と中盤の序列変化もあり得ると見ている。

アスラニはアルバニア代表として今夏のEURO2024を戦っており、そこではパワフルなプレイを見せていた。EUROで手応えを得た部分もあるはずで、22歳と若いアスラニにはさらなる成長が期待できる。

同じくクラブOBのクリスティアーノ・ザネッティ氏は「ジエリンスキの加入によって中盤全体のレベルが向上し、インテルはイタリアで最も強力な中盤、そして個人的には欧州でベスト3に入る中盤を抱えていると思う」とコメントしている。選手層の厚みを考えると、この表現も大袈裟ではないだろう。

インザーギがこの中盤をどう組み合わせてくるのか。選手たちをコントロールするのは難しいところもあるだろうが、昨季パーフェクトな手腕を見せたインザーギに期待だ。

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