チェルシー再建はまだ遠いか マレスカ初陣勝利ならず「サポーターにとって警鐘となった」

新加入マルク・ギウも出場 photo/Getty Images

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3部レクサムとギリギリのドロー

チェルシーはプレシーズンのアメリカツアーでリーグ1(イングランド3部相当)のレクサムと戦い、2-2のドローで終えた。

エンツォ・マレスカ体制で初の試合となった今試合。35分にティリク・ジョージのシュートのこぼれ球を拾ったクリストファー・エンクンクのゴールで先制するも、後半に入り58分、71分に失点。レクサムに逆転を許す。81分にレスリー・ウゴチュクのゴールでどうにか追いついたが、逆転のゴールを挙げることはできずタイムアップとなった。

初陣を勝利で飾れなかったマレスカ監督。英『Daily Mail』は、試合中にいくつか問題点が発見されたとし、チーム再建は容易だと思っていたファンへの警鐘となったと報じている。
まずマレスカのサッカーが抱えるリスクへの対応だ。2失点はどちらも自陣でボールを失ったことによるもので、切り替えが不十分だったと指摘されている。後方からのビルドアップを目指すマレスカのスタイルにおいて、ボールを失ったときの守備対応は命綱に等しい。前半と後半で10人の選手を入れ替えたが、2失点を喫した後半はコントロールを失ったようだと指摘された。

また、前半開始早々にレヴィ・コルウィルが激昂し、ジェイムズ・マクリーンとつかみ合いになったことも冷静さを欠いていると指摘されている。コルウィルは昨季ケガが重なって思うように出場数を重ねられなかったためか神経質になっているように見えたが、もしプレミアリーグなら両者ともにレッドカードを受けているところだ。

チーム内不和も噂されるチェルシー。マレスカ監督に課せられた課題は山積みだが、このプレシーズンツアーでなんらかの手応えを得られるだろうか。新シーズン初戦は日本時間8月19日の0:30キックオフで、王者マンチェスター・シティと当たることになっている。


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