合意報道から一転 マズラウィをめぐるバイエルンとウェストハムの交渉が破談

バイエルンのヌサイル・マズラウィ photo/Getty Images

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移籍方法で溝埋まらず

バイエルン・ミュンヘンは、モロッコ代表DFヌサイル・マズラウィの移籍についてウェストハムと交渉を続けていたが、ドイツ紙『Bild』など複数のドイツメディアは両クラブの交渉が決裂したと報じている。

日本代表DF伊藤洋輝やポルトガル代表MFジョアン・パリーニャら新戦力を積極的に補強する一方、現有戦力の人員整理の必要に迫られていたバイエルンにとって、マズラウィの獲得に興味を示していたウェストハムからのオファーは願ってもない話だった。交渉は順調に進み、一時は移籍金1550万ユーロ(約26億円)プラス追加ボーナスという条件でクラブ間合意に至ったとの報道も出ていた。

しかし、『Bild』によると、両クラブはマズラウィの移籍の方法をめぐって最後まで折り合いがつかなかったようだ。ウェストハムはマズラウィを買い取りオプション付きの期限付き移籍で獲得することを希望したのに対して、マズラウィの売却でまとまった資金を確保したいバイエルンは完全移籍を唯一の選択肢とする方針を変えず、このことから交渉は破談となったと同紙は伝えている。
マズラウィの代理人を務めるラファエラ・ピメンタ氏とウェストハムとの間の接触も既に途絶えていて、同選手のウェストハム行きの可能性は完全になくなったようだ。

マズラウィをめぐってはマンチェスター・ユナイテッドも獲得に興味を示しているとされる。ウェストハムとの交渉が決裂したことで、今度はユナイテッドがマズラウィをめぐってバイエルンと交渉を開始することになるかもしれない。

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