昨季はジャカ、ボニフェイスらが大ヒット レヴァークーゼン連覇のカギはベロシアンら新戦力補強にあり 

昨季のレヴァークーゼンはX・アロンソの下で大きな成功を収めた photo/Getty Images

今夏の新戦力はヒットするか

昨季ブンデスリーガ無敗優勝&DFBポカール制覇の偉業を達成したレヴァークーゼン。新シーズンは国内連覇、さらにチャンピオンズリーグでの躍進を目指すことになるが、成功のカギとなるのが新戦力補強だ。

昨季の成功は指揮官シャビ・アロンソの手腕はもちろんだが、MFグラニト・ジャカ、DFヨシプ・スタニシッチ、アレハンドロ・グリマルド、FWヴィクター・ボニフェイス、ネイサン・テラなど夏に獲得した新戦力たちが早い段階からフィットしたことが大きい。これで一気にチームの層が厚くなったのだ。補強のヒット無くして昨季の成功はあり得なかった。

すでに今夏も素早い動きを見せていて、ブンデスリーガ公式はその動きを高く評価している。バイエルンからレンタルで加わっていたスタニシッチは、今夏にバイエルンへ復帰したが、代わりにレンヌから19歳のDFジャニュエル・ベロシアンを補強。センターバックに加えて左サイドバックにも対応可能なレフティーDFで、レンヌでは3バックも経験している。アロンソが基本システムとする3バックにも対応可能だろう。

ヨナタン・ター、ピエロ・インカピエ、エドモン・タプソバ、オディロン・コスヌら層の厚いセンターバック陣に奪取力が評価されるベロシアンが加わることになり、最終ラインのピースは盤石だ。

中盤では、ジローナからアレイクス・ガルシアを獲得。ボランチにはジャカ、ロベルト・アンドリッヒ、エセキオル・パラシオスと実力者がいるが、同サイトはアロンソがこのポジションに強いこだわりを持っていると主張。ガルシアの獲得もその1つで、ジローナではジャカと似た役割をこなしている。相手のプレスをかわすテクニックもあり、この補強もヒットする可能性が高いと同サイトは期待をかけている。

前線にはレンヌからFWマルタン・テリエを獲得しており、昨夏に獲得したFWヨナス・ホフマンのようにライン間でボールを受けられる。フロリアン・ヴィルツの負担も少しは軽減できるだろう。

同サイトはこの3人の補強を手早くまとめた点も評価していて、合流が早いおかげで今夏のプレシーズン中にアロンソの考えを浸透させることが可能になる。昨季も新戦力のフィットが早かったため、今夏もそれと同じことが期待される。相手も対策を練ってくるはずで、それを乗り越えてブンデス連覇を果たすには新戦力のヒットが欠かせない。

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