日本にとっても危険なライバルになる? パリ五輪で輝くイラク代表・20歳の才能が面白い

パリ五輪に参戦しているU-23イラク代表のアリ・ジャシム photo/Getty Images

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パリ五輪初戦のウクライナ戦でも決勝点をゲット

24日、パリ五輪の男子サッカー・グループステージ初戦でイラク代表とウクライナ代表が対戦。そこでイラクに勝ち点3をもたらす決勝ゴールを決めたのが20歳のMFアリ・ジャシムだ。

イラクの男子サッカーは2016年のリオデジャネイロ五輪にも出場していたが、その時は1度も勝てなかった。今大会は初戦からウクライナに勝利することになり、これだけでも大きな収穫だ。

決勝ゴールを決めたジャシムは主にウイングでプレイする選手で、今夏には国内のアル・カーラバーFCからイタリア・セリエAに昇格したFCコモへの移籍が決まっている。イラクにとって貴重な海外組となるのだ。
すでにA代表でも13試合に出場して2ゴールを奪っており、イラクサッカー界の期待を背負っている。日本代表は今年1月に行われたアジアカップのグループステージでイラクに1-2で敗れたが、ジャシムはこのゲームにも先発していた選手だ。

伊『Calciomercato』もFCコモ移籍前に五輪で輝きを放ったジャシムに注目していて、セリエAでも通用するレベルなのか興味深い。イラク人選手としては、現在30歳を迎えているDFアリ・アドナンに続いてジャシムがセリエAで戦う2人目の選手となる。

ジャシムも「コモとの契約を発表することができて興奮している。これは僕のキャリアにおいて重要な段階であり、僕をサポートし、ここまで導いてくれたすべての人に感謝している。イタリアで新たな章をスタートできることを嬉しく思うし、その時が待ちきれない」と新シーズンの戦いに意欲を燃やしている。

すでにA代表で結果を残しているジャシムはどこまで成長するのか。同じアジアのライバルとして日本も無視できない存在と言える。

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