アーセナルの中盤に欠かせぬ競争 ライス、ジョルジーニョ、パルティら最適解はどれになる「競争があるほど望むレベルに」

昨季のパルティは怪我が続いた photo/Getty Images

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各ポジションの層を厚くするのはマスト

昨季も優勝争いに絡んだものの、ライバルのマンチェスター・シティに競り負けてプレミアリーグのタイトルを逃したアーセナル。今の完成されたマンCに勝つには、なるべく怪我人を出さずにパーフェクトなシーズンを過ごすしかない。

現在そのコンディション作りに励んでいるのは、昨季怪我に苦しんだMFトーマス・パルティだ。

昨季のパルティはハムストリングの負傷などが長引き、全コンペティション合わせても16試合にしか出場できなかった。守備的MFではデクラン・ライスに負担がかかっていたが、パルティがフル稼働できればローテーションもやりやすくなる。
パルティにとってはライバルだが、英『Daily Mail』によればパルティはこの競争を歓迎している。各ポジションに多くのピースが揃っていることが成功の秘訣と語っており、健全な競争がチーム力アップには欠かせない。

「中盤には多くの選手がいる。ジョルジーニョ、僕、デク(ライス)もいるし、マルティン(ウーデゴール)もいる。僕たちには違いを生み出せる選手が他にもいるんだ。互いに競い合わなければならないし、その中から最終的に決めるのは監督(アルテタ)だ。このような競争があるほど、僕たちは望むレベルに到達できるんだよ」

「(昨季の怪我について)人生とはそういうものだ。いろいろなことが起こるし、時には自分ではコントロールできないこともある。それでも僕は進み、戦い続けなければならない。倒れても立ち上がらないとね。それが僕のメンタリティなんだ。もっと一貫性を保ち、コンディションを維持するために最善を尽くしているよ」

昨季終盤戦はフル出場する機会も増えていたパルティだが、新シーズンはフル稼働できるか。中盤の実力者だけに、複数コンペティションを戦ううえで欠かせぬ戦力だ。もちろん今夏に新戦力を獲得するプランも残っており、中盤の層を厚くすることは優勝へ欠かせない。

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