ウルグアイ代表では絶好調だが……代表とリヴァプールでのヌニェスは何が違う? 求められるエースの意識

ビエルサ体制のウルグアイでは得点を量産しているヌニェス photo/Getty Images

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リヴァプールでの数字はまだ物足りないか

マルセロ・ビエルサ体制となってから、ウルグアイ代表ではFWダルウィン・ヌニェスが好調だ。2026ワールドカップ南米予選では5ゴール、今夏のコパ・アメリカ2024でも2ゴールを挙げており、ビエルサ政権では完全なるウルグアイのエースだ。

一方、所属するリヴァプールでは決定機を外しすぎと指摘されることもある。昨季はリーグ戦で11ゴーを挙げたが、エースと呼ぶには物足りない数字だろうか。

今季よりリヴァプールはアルネ・スロットを指揮官に迎えているが、ヌニェスの能力を活かすうえで何が必要なのか。
英『Liverpool Echo』によると、元ウルグアイ代表選手で、引退後はサンダーランドやギリシャ代表などで指揮官を務めてきたグスタボ・ポジェはエースとしての意識を持たせることが重要と主張する。

「リヴァプールの内部がどうなっているかは分からないが、ウルグアイ代表でプレイする時のヌニェスは自分がセンターフォワードのエースであると分かっているように思う。チームにルイス・スアレスがいても関係ない。今のウルグアイの9番はヌニェスだ。しかしリヴァプールでは、自分がセンターフォワードの選手なのか分かっていないように見える。あるゲームではそうでも、次のゲームでは違っていたりする」

「FWの選手は『自分こそが9番だ。試合に出て、シーズンに25ゴールは決めるんだ』といった気持ちを持つ必要があると思う。それをウルグアイ代表での彼は持っている。常に試合に出られるという自信や安心感があるのだろう」

リヴァプールの場合はディオゴ・ジョタ、モハメド・サラー、コーディ・ガクポら他にも優秀なアタッカーがいる。ジョタやガクポを中央に回すプランもあるため、確かにヌニェスはセンターフォワードで固定されていないところがある。

新シーズンこそはリヴァプールのエースとしての地位を確立したいところだが、誰もが認めるエースになれるのか。スロットは上手くヌニェスに自信を持たせる必要がありそうだ。

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