ザークツィーはマンUのエースになれる逸材なのか まだ実力は未知数とも「彼はオランダ代表の主力ではない」

EURO2024でも出番をもらったザークツィーだが…… photo/Getty Images

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名門のエースにふさわしいFWになれるか

昨季ボローニャでセリエA11ゴール4アシストを記録し、今夏にはマンチェスター・ユナイテッドへの移籍も決まったオランダ代表FWジョシュア・ザークツィー。

順調にステップアップしていると言えるが、果たしてマンUのエースになれる逸材なのだろうか。ザークツィーには未知数なところもある。

英『Manchester Evening News』によると、不安を口にしたのはクラブOBのドワイト・ヨーク氏だ。ザークツィーにポテンシャルがあるのは確かだが、まだオランダ代表でも主力になっているわけではない。今夏のEURO2024でも控えFWの立場にあり、ヨーク氏はそうした選手が名門マンUにふさわしいのか疑問を抱いているのだ。
「近年のユナイテッドは最高レベルの選手というよりは、中堅レベルの選手を獲得しているよ。オランダに限らず、ユナイテッドはあらゆる国から最高の選手を集めるべきクラブだ。もう今の彼らがそのような立場にないという事実は残念だ。もちろんザークツィーが悪い選手と言っているわけではない。しかし、彼はオランダ代表の主力ではない。ボローニャでは素晴らしかったが、オランダ代表でプレイするにはまだ不十分なのだろうか。つまりは、ユナイテッドでも素晴らしい存在にはなれないということなのか。これらはシーズンが終わるまで判断できないものだ」

マンUは2012-13シーズンを最後にプレミアリーグ制覇から遠ざかっている。昨季も早々に優勝争いからは脱落していて、以前ほどワールドクラスの選手を惹きつける存在とはなっていない。中堅クラスという意味では、今夏にリールから獲得したDFレニー・ヨロもまだ成長段階にある選手だ。

ザークツィー、ヨロといった若手が即戦力になるかは未知数なところもあり、今夏の補強が成功となるか判断は難しい。

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