フリック初陣のバルセロナ勝利 指揮官は「我々はチームとして守り、攻撃に行った」

先制点を挙げたビクトルとカサド photo/Getty Images

2−2同点もPK戦で勝利

バルセロナは現地時間30日にアメリカで行われているプレシーズンマッチでマンチェスター・シティと対戦。2−2の同点となりPK戦の末4−1で勝利した。

今季から就任したハンジ・フリックにとっては初陣となったこの試合。試合は24分、CBセルジ・ドミンゲスの縦パスをMFマルク・カサドがフリックで前へ出し、それに抜け出したFWパウ・ビクトルがゴールを決めバルセロナが先制すると、39分、DFヨシュコ・グヴァルディオルの縦パスに抜け出したMFニコ・オライリーが流し込んでシティが追いつく。その後、前半アディショナルタイムに左サイドのDFジェラルド・マルティンのクロスをMFパブロ・トーレが合わせバルサが2−1とするも、60分にMFジャック・グリーリッシュがボックス左に侵入し、左足を振り抜いてゴールネットを揺らし2−2と追いつく。試合はそのまま終了しPK戦へ、シティの1人目、MFカルヴィン・フィリップスと2人目のMFジェイコブ・ライトのシュートをバルサのGKアンデル・アストララガが連続でセーブし、対するバルセロナはキッカー4人全員が成功し4−1でバルセロナが勝利した。

指揮官ハンジ・フリックは試合後のインタビューにて「素晴らしい選手たちを擁する素晴らしいチームと対戦できた。チームにとても満足している。監督にとって最も重要なことは、チームとして守り、攻撃したことだ」と選手たちがマンチェスター・シティ戦で見せたチームスピリットを何よりも強調した。スペイン紙『MUNDODEPORTIVO』などが伝えた。

今回の試合前に、チームは最初の数日間はフィジカルな部分に集中し、戦術的なセッションもいくつか行ったという。この試合の改善点について問われると、「後ろで守りすぎた。そこが一番好きではない。そこを改善しなければならない」と指摘した。

また「個々の選手について話すのは好きではない。戦うチームでありたい。彼らがチームのために戦い、働きたいと思っている状況がある。特に若手にとっては素晴らしいことだ。若い選手たちを誇りに思う。素晴らしいGKもいた。我々はチームだったし、PK戦でのアンデルも重要だった」と若手選手たちのレベルの高さを誇らしげに語った。

バルセロナは現地時間8月4日に宿敵レアル・マドリードと対戦する。

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