パリ五輪では未だ“無失点” 鉄壁を誇る日本代表《最後の砦》GK小久保玲央ブライアンの安心感 「日本に勝つのは簡単ではない」

パリ五輪で存在感を見せるGK小久保 photo/Getty Images

3戦全勝で決勝トーナメントへ

パリ五輪グループステージ第3戦でU-23イスラエル代表と対戦したU-23日本代表。後半ATにストライカーの細谷真大が値千金のゴールを決め、1-0で勝利を飾った。

グループステージ3戦で3勝、7ゴール無失点という圧巻の成績で決勝トーナメント進出を決めた日本代表。オーバーエイジがいないことが心配されたが、ここまでは素晴らしい戦いを見せている。

そんななか、米『ESPN』は「レオ・コクボの活躍により、日本はオリンピックで無敗をキープし、ますます強敵となっている」というタイトルで日本の守護神GK小久保玲央ブライアンのここまでのパフォーマンスを絶賛している。

初戦こそパラグライ代表が早い時間で退場者を出したこともあって、5-0の大勝を飾った日本だが、その後の2戦はどちらも1-0と僅差で勝利を収めている。その中で立役者の1人となっているのが小久保で、第2戦のマリ戦の後半終了間際のPK失敗誘発や数々のビッグセーブでチームを救ってきた。

そんな小久保について、同メディアは「パラグアイ戦ではほとんど試されることがなかったが、小久保は過去2試合で、自分が日本の将来にとっていかに重要であるかを示した」と絶賛。さらに次の対戦相手が優勝候補の一角であるU-23スペイン代表であっても日本を攻略するのは簡単ではないと綴る。

「実際のところ、日本に勝つのは簡単ではないだろう。今では、必要に応じてゲームを次のレベルに引き上げる驚異的な能力と、負けることを知らない強力な守護神である小久保がいるため、さらにその傾向が強まっている」

次の相手は前回の東京五輪準決勝で日本が敗れたスペインだ。日本にとってはリベンジとなる一戦でも日本の最後の砦として君臨する守護神の活躍に期待したい。これまで以上に強敵との試合となるが、粘り強い戦いを見せる大岩ジャパンは大一番のスペイン戦を乗り越えることができるのか。


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