アーセナルはDFを補強することで強くなった カラフィオーリで11人目、2億4000万ポンドの投資に

アルテタ体制11人目のDFとなったカラフィオーリ photo/Getty Images

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昨季はリーグトップの失点数

アーセナルはボローニャからDFリッカルド・カラフィオーリを5年契約で獲得し、同選手は今夏の実質的な初の新加入選手となった。移籍金は4200万ポンドと伝えられている。

ミケル・アルテタ体制になって以降、アーセナルが獲得した守備選手はこれで11名にのぼる。英『Daily Mail』は、各選手の移籍金とともに獲得選手たちを振り返っている。選手と推定移籍金は以下のとおりだ。

パブロ・マリ:400万ポンド
セドリック・ソアレス:フリー
ガブリエウ・マガリャンイス:2700万ポンド
ヌーノ・タヴァレス:700万ポンド
ベン・ホワイト:5000万ポンド
冨安健洋:2000万ポンド
オーストン・トラスティ:150万ポンド
オレクサンドル・ジンチェンコ:3200万ポンド
ヤクブ・キヴィオル:2100万ポンド
ユリエン・ティンバー:4100万ポンド
リッカルド・カラフィオーリ:4200万ポンド
しめて、DFに2億4000万ポンド以上を費やしたことになる。ここにGKのアーロン・ラムズデール、ダビド・ラジャが加わることを考えると、アルテタは何よりもまず守備の面からチームの構築を考えていることがわかる。かつては前線のアタッカーばかりで守備の補強がおざなりとなっていた印象もあったが、そんなアーセン・ヴェンゲル時代とは実に対照的なチームづくりだ。

当然ながらすべてが成功したわけではない。マリ、セドリック、トラスティ、タヴァレスはすでにチームにおらず、アルテタには問題があると思われた選手をすぐに外す冷徹な面もある。しかし、ガブリエウ、ホワイトはおそらくプレミア屈指のDFに成長したと言って差し支えなく、昨季のアーセナルの失点数29はリーグトップの少なさだった。

カラフィオーリだけでなく、ほぼ新メンバーと言えるティンバーの活躍にも期待が集まり、アーセナルのDFの選手層の厚さは世界でも屈指のものとなっている。2億4000万ポンドの投資は今季こそ実を結ぶか、注目だ。

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