「冨安は結局のところベン・ホワイトではない」「間違いなく控え選手」 英紙指摘、冨安は今季も絶対的なスタメンとなれないのか

プレシーズンツアーも欠場となっている冨安 photo/Getty Images

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昨季先発は16試合

ボローニャからDFリッカルド・カラフィオーリを獲得し、バックラインの選手層をさらに厚くすることに成功したアーセナル。昨季鉄壁を誇ったウィリアム・サリバ、ガブリエウ・マガリャンイスの2CBに加え、こちらもプレミア屈指の守備者であるベン・ホワイトなどを擁し、アーセナルの守備陣は今や欧州屈指の選手層となっている。

しかし、日本代表DF冨安健洋は負傷が発覚し、アメリカツアーにも帯同できず。やや出遅れてしまうことになった。冨安に負傷はつきものとなってしまっており、昨季もレギュラーポジションをつかみかけながらも、2度にわたって離脱した時期があった。そのため結局は公式戦16試合の先発にとどまっている。

英『Daily Mail』はアーセナルのDFたちに触れた記事のなかで冨安について次のように記している。
「多くの点で彼はベン・ホワイトとあまり変わらない。アルテタ監督は彼に守備の任務を任せることができ、時折攻撃にも貢献できると信頼している。しかし、結局のところ彼はベン・ホワイトではない。そして、バックラインでのプレイに長けたこの日本人DFは、間違いなく控え選手だ。過去2シーズンは怪我に悩まされ、先発出場はわずか16試合にとどまっている。カラフィオーリの到着により、彼はすぐにクラブを去ることになるかもしれない。そうは言っても、冨安はこれまでチームのためにしっかり貢献してきた」

実力は認めながらも、やはり怪我の多さを懸念点として挙げている。昨季のウルブズ戦の例を出すまでもなく、冨安はいつもレギュラーをつかんだかと思われた矢先に負傷に見舞われ、ライバルたちにポジションを明け渡してしまっている。前述のとおりスカッドは厚く、右にはほぼ絶対的な存在となりつつあるホワイトがおり、左はユリエン・ティンバー、オレクサンドル・ジンチェンコ、ヤクブ・キヴィオル、そしてカラフィオーリとライバルがひしめいている。サリバ、ガブリエウのCBコンビに割って入ることは、なおのこと難しい。

実力的には他の選手たちに引けを取らないだけに負傷癖が歯がゆいが、今季も開幕前から怪しい雲行きとなってしまっている。冨安は今季も絶対的なレギュラーとなれないのだろうか。


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