カボレも放出となれば得る移籍金は100億円以上に? 売却オペレーションが順調なシティの夏

マンチェスター・シティのペップ・グアルディオラ photo/Getty Images

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売却となれば6人目となる

ヨシュコ・グヴァルディオル、マテオ・コバチッチ、マテウス・ヌネス、ジェレミー・ドクと昨季は即戦力を多く補強したマンチェスター・シティだが、今季はここまでトロワからサビーニョを獲得したのみと静かな夏となっている。一方で、サウサンプトンにテイラー・ハーウッド・ベリス、イプスウィッチにリアム・デラップ、ウルブズにトミー・ドイル、レアル・ソシエダにセルヒオ・ゴメス、ドルトムントにヤン・コウトを売却するなど、放出のオペレーションは順調に進んでいる。

英『Manchester Evening News』によると、同じくプレミアリーグのトッテナムがイッサ・カボレに興味を示しているようだ。

カボレは昨季シティからルートンにローンで加入しており、リーグ戦では24試合に出場、2ゴールをマークした。右サイドバック、右ウイングバック、3バックの右でプレイでき、日本代表の橋岡大樹とポジションを争っていた。
ブルキナファソ代表のカボレはシティ加入以降はペップ・グアルディオラのチームで出番はなく、おそらく今季もローンまたは完全移籍での放出が濃厚となるだろう。同紙によれば、シティは1700万ユーロの移籍金を要求しているという。

3000万ユーロの買い取り義務があるコウトを除いて、すでに前述の4人で5400万ユーロの移籍金をシティは得ており、これにカボレの数字を合わせると7100万ユーロ、日本円にして約113億円となる。

さらに驚くべきはここまで登場した6選手はセルヒオ・ゴメスを除いてほぼトップチームでの出番がない選手たちである。昨季はリヤド・マフレズが抜け、フィル・フォーデンが中央でのプレイタイムを増やしたことで右サイドに不安が残ったが、今季はそれを心配する必要がない。

アカデミーで育てた若手とマルチ・クラブ・オーナーシップを生かした取り組みで、多くの移籍金を得ているシティ。戦力の変動がないためトップチームへの影響は少なく、今後もこのサイクルで利益を生み出し続けるだろう。

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